bjさんにも兄がいた

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とりあえず真一郎が来るまでこいつらに怪我がないか確認しようと見ていると手が少し赤くなっていたがあれは怪我というよりあいつらが何かを殴って赤くなっているようだった

(あの不良たち俺が来る前から少しボロボロだったような)

『お前らなんでこんなとこに居たんだ？』

こいつらがいた場所からここは少し離れていたので聞いてみるが黙ったままで視線をキョロキョロさせていた

『俺はちょっと向こうにいるわ』

扱いがわからないので少し離れたとこで真一郎のことを待ってようと2人から離れようとすると抵抗を感じて2人の方を見ると浴衣の裾を掴まれていた

『どうした？』

「…あんたが困ってそうだったから」

『困ってた？』

「あの時の話が聞こえてて…」

そういやこいつらが見てた時に下っ端の奴がカタギ襲ってるって話して面倒くさそうにしたなぁ

『じゃあお前らあいつらに挑みに行ったのか？』

「うん！」

「俺らもカリスマになりたくて」

『カリスマ？』

「Aは喧嘩のカリスマだろ？」

もしかして喧嘩のカリスマって俺の異名なのか？ダサすぎねぇか？

『お前らは名前なんて言うんだ？』

蘭「俺は灰谷蘭でこっちが弟の竜胆」

竜「あ！俺が自分で紹介したかったのに！」

『蘭と竜胆か』

似てるなぁと思ってたらやっぱ兄弟だったのか
まぁ、そんな話は置いといて2人にデコピンした

蘭「いてっ」

竜「うっ」

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