bjさんにも兄がいた

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『お前は愛情表現が下手くそなんだよ、俺が妹と弟の接し方を教えてやる』

大「お前に…関係ないだろ」

『うっせぇ、餓鬼は大人しくお兄さんの言うこと聞いとけ』

「てめぇ、さっきまでと言ってることが「お兄さんも俺たちの兄ちゃんになってくれるの？」」

大寿くんが話していると八戒くんが言葉を被せ嬉しそうにこちらを見てきた

『兄ちゃんになりてぇけどお前の兄さんがなぁ』とチラチラと大寿くんの方を見ると大寿くんは顔を引き攣らせていた

『八戒くんが頼んでくれたら許してくれっかもなぁ』

八「えっ、そんなことしたら…」

柚「お兄さん？」

『八戒、お前逃げんのか？』

八「えっ？」

『公園で見たアザは明らかに柚葉ちゃんの方が多かったし柚葉ちゃんはことある事にお前を守ろうと前に出てた』

柚「やめて！！八戒を追い詰めたらお兄さんでも許さないよ！」

『大寿くんもだけどお前も変わんなきゃいけねぇ』

『いつまでも姉ちゃんの後ろに隠れてねぇで男なら姉ちゃんのこと守ってやれ』

八「でも…」

『なんかあったら守ってやる、1発大寿くんにお見舞いしてやれよ』

大「おい、何言って…」

大寿くんが止めに入ろうとしてきたのを目配せをして止め八戒の背中を押してやる

『お前なら変われる、姉ちゃん守ってみろ』

八戒くんは震えて柚葉ちゃんの方をみた

柚「お兄さんの言葉なんか気にしなくていい！私が守るから！」

このとき八戒は柚葉が泣いてお兄さんに助けを求めていた時のことが頭によぎった
いつも自分のことを守ってくれていた姉が久しぶりに見せた涙だった

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