#6【愛、くるしい】 ページ7
「不味い」
「そんなぁ〜……」
そんなにはっきりと言わなくてもいいのに……
「どこが？どこが悪いの？」
「どこって……包丁じゃなくて斧で調理してること？それとも調理場が技術室な点？ついでに今、私が食べた物が食べ物の原形を留めていなかった点？」
「え、それのどこが駄目なの？」
大きな瞳をした可愛らしい女生徒はその外見に似合わない斧を、片手に持っている。
片方の女生徒は呆れて視線を窓の外に移した。
「あんたが不器用なのは分かってる。力が強いのも。でもせっかく可愛いんだからさ、もうちょっと女の子らしくしなよ。」
「それは、こ、告白と解釈しても！？」
「うぜぇ」
「冗談だよ、冗談。」
もう、里子は冗談が通じないんだから。
まぁそんな男らしいところが良いんだけど。
ふと、里子が質問してきた。
「ねぇ、そういえばなんで肉じゃがなんて作ってるの？今までそんなに家庭的じゃなかったのに。」
「んー気まぐれ？」
「あんた……」
「でも、いつか誰かに渡す予定だよ」
渡す前に友達になっておかなきゃならないんだけどね。
里子には当分、内緒にしておこうかな。
「里子は知ってるよね。」
「何が？」
「私は世界で一番不幸だってさ。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ボッチ猫=二人猫(プロフ) - 青りんごさん» 頑張ります！更新が遅れてしまうかもしれませんが、が、頑張ります！ (2016年12月10日 13時) (
レス) id: 4715a0d10f (このIDを非表示/違反報告)
青りんご - すごく面白いです！ 続きが楽しみです。これからも、頑張ってください！応援してます♪ (2016年12月6日 19時) (レス) id: d514a0beac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ボッチ猫=二人猫 | 作成日時：2016年6月5日 13時
