プロローグ ページ1
一枚、二枚、三枚……計五枚。
女子高生は手慣れた手つきで掲示板から依頼の紙を取っていく。
そのまま受付に向かい、
美琴「これを全部、今日中にお願いします。」
受付「これ全部を…ですか?
は、はい。了承しました。」
新人の受付はちらりと依頼の紙を見た。
難易度12、9、19、13、17の順に並ばれていた。
受付からしてみたらどれも高い難易度だ。
受付は、踵を返して現実世界に戻っていく女子高生を唖然と見送った。
その新人受付の隣で業務しているベテラン受付が詳しい事情を話す。
ベテラン受付「あのリピーター様はね、難易度で依頼を受けている訳じゃないのよ。」
受付「で、では何を基準にしているのですか?」
ベテラン受付は、先程の女子高生を見据える。
ベテラン受付「紙に埋もれた、放置依頼よ。」
放置依頼とは大抵、解決されずに依頼自体消去されるものだ。
わざわざそれを解決しよう者など今までいなかった。
だがしかし、前例など関係無しに突っ走る者が現れた。
受付は慌てて問う。
受付「さ、先程の方の名前は…!?」
ベテラン受付「佐倉美琴様よ。私達受付の中では運に見放された者を救う、[女神]と呼ばれているわ。」
受付「女神……」
受付の目には彼女が輝いて見えた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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ボッチ猫=二人猫(プロフ) - 青りんごさん» 頑張ります!更新が遅れてしまうかもしれませんが、が、頑張ります! (2016年12月10日 13時) (レス) id: 4715a0d10f (このIDを非表示/違反報告)
青りんご - すごく面白いです! 続きが楽しみです。これからも、頑張ってください!応援してます♪ (2016年12月6日 19時) (レス) id: d514a0beac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ボッチ猫=二人猫 | 作成日時:2016年6月5日 13時