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「は、あ、ありがとうございました」
いきなりの事で対応出来なかった。何あれキモチワルイ･･･触られた手からゾワゾワと何かが這い上がって来るみたいに鳥肌が立つ
「名前ちゃん、休憩入っていいわ･･･どうかしたの？」
リアクションのない私に気づき、早苗さんは顔を覗き込んで質問してきた
「いえ、何でもないです」
笑顔を貼り付けてバックヤードに逃げるように入り、そのまま洗面所へ行く
「･･････」
勢いよく水を出し洗い続けるが、触られた感触が消えず気持ち悪い
「名前ちゃん、なにか食べる？お腹空いたでしょ？」
「･･････」
「名前ちゃん？･･･！手、真っ赤だよ！？何してんの！」
「え、ほんとだ･･･」
店長に手を掴まれて洗うのを止められる
「何？そんなに汚いもの触ったの？」
「いえ、大丈夫です。すみません･･･」
「これ早苗が使ってるハンドクリーム。綺麗な手なんだから荒れてちゃダメだろ？･･･ほら」
「ありがとう、ございます」
店長に手を掴まれ、ハンドクリームを手のひらに乗せられる
が、先ほどのように這い上がって来るものは無い
「･･････」
赤くなってしまった手にゆっくりハンドクリームを塗っていく
ほんとに何だったんだ、あれは。あんなに気持ち悪いと思ったの初めてだ。知らない人に襲われた時も気持ち悪いかったけど、その比じゃない･･･なにか、こう･･･
「ね、名前ちゃん」
「ひゃ、ひゃい！」
店長がまだここに居るとは思っておらず変な声が出てしまった。ひゃいってなんだよ、はい、でしょ･･･
「もしかして変なお客さんがいた？変なことされたら、お客さん相手とか考えずに叫んでいいんだからね？」
「変と言えば変だったんですけど･･･たぶん大丈夫です。今後は気をつけるので。すみません」
ぺこりと頭を下げる
「はぁ･･･俺に言いたくないならいいけど、真冬くんには言いなよ？」
「なんで、まふさんに？」
「彼氏ってのは、彼女の色々を知りたいもんなんだよ。嬉しい事も嫌な事も全部ね」
店長はそう言って頭をわしゃわしゃと撫でてきた
「うぅ、髪ぐちゃぐちゃじゃないですか･･･」
慌てて手櫛で整える
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如月(プロフ) - 暖暖さん» コメありがとうございます！相変わらずゆるゆる更新ですが気長に待っててくださいませ(｡_｡*) (2017年5月28日 8時) (
レス) id: 386e3f10ba (このIDを非表示/違反報告)
暖暖 - 少し読んでいて気がついたら全部読んでました！めちゃくちゃ面白かったです！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2017年5月14日 0時) (レス) id: 05da246508 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - まむもさん» ありがとうございます！ゆるゆる更新ですが、見守っていただけると幸いです。これからも応援よろしくお願いします！ (2017年3月1日 23時) (レス) id: 386e3f10ba (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - かなこさん» ありがとうございます！これからも更新頑張りますね！ (2017年3月1日 23時) (レス) id: 386e3f10ba (このIDを非表示/違反報告)
まむも(プロフ) - とても面白いです！これからも自分のペースで更新頑張ってください！ (2017年3月1日 20時) (レス) id: f3cbf32148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 | 作成日時：2016年11月13日 9時
