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「ふわぁあ・・・もう朝だぁ・・・・・・あれ?まふさん?」
いつも自分より遅く起きるはずのまふまふが横にいない
「用事があって早起きだったのかな?」
とりあえずリビングへ行ってみる
「・・・わお」
そこには成人男性が抱き合って寝ているシュールな光景が広がっていた
まふまふは名前と勘違いしたのか、うらたぬきをすっぽりと抱きしめすやすやと寝ている。そしてうらたぬきを渡すものかと背中に坂田は抱きついている。うらたさん、苦しそう・・・
「ん?てか毛布家にあるんじゃん・・・まふさんの嘘つき」
毛布等が無いから一緒のベッドで寝ていたのに、まったく・・・嬉しかったからいいけどさ
3人はとりあえず放っておき、朝ごはんを作る事にした
「うーん、味噌汁でいいかな?」
米をとぎ早炊にセットしてから、味噌汁を作っていく
今日は手抜きで冷凍しておいた油揚げをお鍋にぽん、ですよ
これで30分もかからず、簡単和食の朝ごはん完成!
ごはんもそろそろ炊けるし、完璧!私!!
そういえば胡瓜の浅漬け買ったんだった。これ切ってー・・・卵焼きとかいるかな?いいよね?軽めで、ね?別に面倒だからとか、そんな訳じゃないからね、うん。
誰に言うでもなく心の中で自己完結し、皆を起こすことにした
「みなさーん、朝ごはんできましたよー。冷めないうちに食べましょ!・・・って昨日の晩も言ったなぁ、もう」
誰が最初に起きてくれるかな?寝起きが良さげなのはうらたさんだけど、両方から潰されかけてるってこと知らない方がいいよね?
「・・・まふさん、朝ですよ。朝ごはん一緒に食べましょ?」
肩を揺すりながら声をかける
「んぅ、、」
「ねぇ、まふさん・・・お腹すきましたよー・・・」
『喉も渇いてるから理性があるうちに起きて下さい・・・』
「起きないし・・・坂田さん、朝ですよー」
まふまふを起こすのを諦め、坂田を起こすことにする
「んーー、ふわぁあ・・・・・・おはよー名前ちゃん」
「はい、おはようございます」
坂田は意外と寝起きが良く、ハッキリとした口調で答えてくれた
「うわ、なんなのこれ・・・」
起き上がって周りを見て状況に気づいたらしい
「いやいや、坂田さんもうらたさんに抱きついてましたからね?」
「ましで?」
「まじで。」
「「・・・・・・」」
「・・・顔洗ってきまーす」
「あ、はい・・・」
考えることを放棄したのか坂田は洗面所へ消えていった
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如月(プロフ) - 暖暖さん» コメありがとうございます!相変わらずゆるゆる更新ですが気長に待っててくださいませ(。_。*) (2017年5月28日 8時) (レス) id: 386e3f10ba (このIDを非表示/違反報告)
暖暖 - 少し読んでいて気がついたら全部読んでました!めちゃくちゃ面白かったです!!これからも更新楽しみにしてます!! (2017年5月14日 0時) (レス) id: 05da246508 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - まむもさん» ありがとうございます!ゆるゆる更新ですが、見守っていただけると幸いです。これからも応援よろしくお願いします! (2017年3月1日 23時) (レス) id: 386e3f10ba (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - かなこさん» ありがとうございます!これからも更新頑張りますね! (2017年3月1日 23時) (レス) id: 386e3f10ba (このIDを非表示/違反報告)
まむも(プロフ) - とても面白いです!これからも自分のペースで更新頑張ってください! (2017年3月1日 20時) (レス) id: f3cbf32148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月 | 作成日時:2016年11月13日 9時