【妖怪ウォッチ2】竜星群 (ページ8)

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三位一体ページ8

ｹｰﾀ「な、ま、まさか記憶が無くなっただけでなく突然襲ってくるなんて…」

ケータ達は本当に驚いていた。

今までの彼女ならば自分から戦いを積極的に申し込むことなど殆ど無かった。

そして彼女は昔ほどたくさんの妖術を使わなくはなったが今度は剣の腕に磨きがかかっていた。

『ふむ。

貴方達の実力認めましょう。

女王陛下の玉座への道を開きます。』

だが勝負が終わった後の態度はものすごく潔かった。

勝負前に放った拒絶の言葉が嘘のようだ。

ｹｰﾀ「これ…着いて行ったらいいんだよね？」

ｳｨｽﾊﾟｰ「そ、そりゃモルガンさんの実の娘でしたら彼女の居場所へと導いて行ってくれますとも！」

そして彼女が飛んで行った方向にケータ達も向かうことにした。

黄金の林檎の木々が美しい林道を抜けた先は美しい白い一本道が現れ、しばらく歩くと一目で高貴なものが住むとわかる美しい空間が現れた。

そしてその中でも一際美しい植物に囲まれた玉座に座る女性こそ、この国の女王であることは明白だった。

『女王陛下

お客様を連れて参りました。』

黄泉王が玉座の前で跪き報告した内容を聞いたモルガンはゆっくりと立ち上がった。

ﾓﾙｶﾞﾝ「頭をあげなさい。我が愛しい娘A

それに女王陛下なんて堅苦しい呼び方もやめて。

いつものようにお母様と呼びなさい。」

『……すみませんお母様』

ｹｰﾀ(な、Aって誰！？

もしかしてモルガンさんがつけた名前！？)

ｹﾞﾝｽｲ「も、モルガン！

何故我とそなたの名前両方を掛け合わせた名前を変えておるのだ！」

ﾓﾙｶﾞﾝ「あら貴方声を荒げないでくださいませ。

陽姫などという存在は貴方の記憶にしかございません。」

ｹﾞﾝｽｲ「なんだと！？」

ﾓﾙｶﾞﾝ「私は三位一体の女王

その場所、時代に最も適した姿を取ることで生きてきました。

陽姫は偽の名前

人間の姿をした時の真の名はモルゴース

まさかこの姿で生きていた時に生んだ息子達5人とよく似た性質を娘が持つとは思いませんでしたが」

ｼﾞﾊﾞﾆｬﾝ「ニャッ！？

息子5人もいたニャンか！？」

ﾓﾙｶﾞﾝ「千年以上も昔の話です。」