【妖怪ウォッチ2】竜星群 (ページ7)

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審査ページ7

ｹｰﾀ「黄泉……さん……」

ケータが放った名は目の前にいる彼女の表情を一瞬にして歪ませた。

「なんと無礼な子どもでしょう。

この国で私のことをそうも雑に呼ぶ者なんていませんわ」

ｹｰﾀ「えっ！？」

ｼﾞﾊﾞﾆｬﾝ「名前変わってるニャン！？」

ｳｨｽﾊﾟｰ「…というかそもそも

私達のこと忘れているのですか！？」

「「！！」」

ウィスパーはケータ達が一番信じたくないことを本人に聞いてしまった。

その答えを一番切望していたのは…

「知らない。

貴方達のことなど。

貴方達は女王陛下が直接迎えに行った者でもない。

よって女王陛下の御前に繋がるこの林道に入る資格無し。

私は黄泉王

女王モルガン・ル・フェ陛下の娘

黄泉王か黄泉皇子(よもつみこ)と呼びなさい。」

そう言った彼女はふわりと浮き上がり右の背中からは藤色の翼、左の背中からは怪しい光を放つ電脳的な翼を現した。

ｹﾞﾝｽｲ「黄泉…

本当に…

本当に我らのことを覚えてはおらぬのか？」

『覚えていない。

知らない。』

ｹﾞﾝｽｲ「ケータ殿達を宴会に誘ったことは！？」

『宴会？』

ｹﾞﾝｽｲ「我が科した修行の最後にいのちとりと一人で何度も進化して戦ったことも覚えておらぬか！？」

『進化？

私は今のままで完全体ですわよ。』

ｹﾞﾝｽｲ「そんな…

何も覚えておらぬのか？」

ｹｰﾀ(十年でこんなに記憶って無くなっちゃうの？

モルガンさんは一体何をしたんだ…！？)

『あまり奇怪な言葉を投げかけないでくださいませ。

こうなれば…

力ずくで貴方達を黙らせます！』

ｹｰﾀ「えぇっ！？」