伝説 ページ29
ｹｰﾀ「……
……
……あれ？」
ｼﾞﾊﾞﾆｬﾝ「……オレっち
ケータ達も…
みんな無事ニャン！？」
ｳｨｽﾊﾟｰ「いったいなに……．
……が…！？」
ｹｰﾀ「ウィスパー？
……！」
驚いたウィスパーの視界に映っていたのは全身を覆っていた黒い服を脱ぎ捨て、高貴さを存分に象徴する紫色の服を纏った赤髪の美しい男性だった。
だが赤髪や白い肌、高貴な服よりも目立つ特徴がある。
彼の双眼はモルガンと同じ血を引く者たちと同じ、一つの穢れも澱みも許さない翡翠色。
『な、何故！
何故貴方が私と同じ妖剣カリブを持っているのですか！？』
そして驚いたのはケータ達ではなかった。
冷たい表情ばかりだった黄泉王が信じられないほど人間臭さのある驚いた表情をしていたのだ。
この表情は一部の妖怪達にとってはなんともいえない感情になるものだった。
土蜘蛛(この表情…
吾輩に脱走場所がバレたときのものと同じ…？
まさか記憶が戻りつつあるのか？)
「君の妖剣カリブは私が持つ聖剣エクスカリバーを元に
つまり黄泉王が黄泉姫として生きていた時代からあった剣は言い方を変えれば聖剣の偽物であった。
ﾓﾙｶﾞﾝ「な、何故
何故いまさら私の前に戻ってきた！？
答えろ！
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アーサー ！！」
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作者名：ロンヌ | 作成日時：2018年6月20日 17時
