理想 ページ23
『はぁっ!』ブンッ
ケータ「えっ?
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ジバニャン「ケータぁぁぁ!!」
ウィスパー「ケータ君!!
ちょ、ちょっと何を!ヒィッ!」
自分の主人を放り投げた彼女に抗議する気で一杯だったウィスパーに無情にも、突き刺さる寸前の距離に剣を向けた。
このままケータだけがアヴァロンから投げ出されると絶望していた時だった。
ガシッ
ケータ「えっ?」
力強く掴んだようで包み込んでくるかのような安心感、それをケータは背中で感じ取った。
「よしっ!間に合った。」
ケータを受け止めた男性の声は、ずっと聞いていたものだった。
ケータ「こ、この声は…!」
ウィスパー「なっ、何故今貴方が来るのです!?」
ジバニャン「ニャニャッ!?どうしてお前がアヴァロンに来れるニャン!?」
ゲンスイ「お主…は……」
この胡散臭くて余裕のある声を聞いたケータ達はとても驚いて声がする方を見つめた。
残された希望は彼にしかない。
全身黒い服の彼がいる……と。
だがたった一人、たった一人だけ彼の来訪に震えが止まらなくなる者がいた。
ケータ「妖術師さん!」
「待たせたね!」
ジバニャン「お、お前なんでいまさら……!」
「ごめんごめん、
彼らを呼んでくるのに時間がかかっていたんだ。」
ウィスパー「彼ら?」
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2018年6月20日 17時