【妖怪ウォッチ2】竜星群 (ページ15)

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血筋ページ15

ﾓﾙｶﾞﾝ「貴方を生んでから四百年以上も待ったのです。

私は貴方をずっと忘れなかった。

そんな貴方をみすみす返すわけがありません。

むしろ、

私は貴方の心を苦しめ続けた妖魔界が憎くて憎くて…

滅ぼしてしまいたい！

いいや、滅ぼさなくてはならない！」

『なっ！？』

ｹｰﾀ「えっ！？

モルガンさんが…まるで進化した！？」

映像の中での黄泉姫、ケータ共に驚いたのは怒声を発したモルガンが一瞬の間に別の姿に変わったことだ。

かつての黄泉姫と似た紫色の髪は鉄のように冷たい銀色に変わり、高貴さを感じさせる紫色のドレスは血のように真っ赤なドレスに変化した。

そして更に、元々赤かった翅が今度は翡翠色に変わりそれが異質さを更に際立たせていた。

「お前は心の内を夢の中で散々私に伝えた。

私がまるで唯一の救世主かのように信じて。

あの嘆きが嘘だったとは言わせない。

お前を苦しめていた父親と、凶暴たる妖怪共、悪虐たる妖怪達を生んだ妖魔界は全て悪だ。」

『違う！

みんないい人達だった！

たくさん友達ができた！

大好きな人ができた！

生きてて楽しかった！

みんな私を…

愛してくれた…！』

黄泉姫は狂った母親相手に涙ながらに訴えた。

黄泉姫が発した数々の言葉に父親である妖怪は涙腺を揺さぶられていた。

「お前が愛されていた？

馬鹿なこと言わないで。

彼らが本当に愛していたのは

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女神と妖精、妖怪の血を継いでいる体よ。」