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拒絶 ページ14
『ど、どうして?
どうしてなの?
何故、何故
水も空も私を拒むの……?』
黄泉姫は目に見えぬ壁に触れながら悔し涙を流した。
帰りたいと言ってここまで酷い万物からの拒否反応を受けたことがなかったから。
だがそんな心が脆くなった時に優しく包み込む者がいるのも事実
モルガン「言ったでしょう?
帰る場所など無い…と。」
彼女は視力のある右目側に近づいてきたモルガンという女を心底憎み恐れたことだろう。
だがそれ以外の感情をぶつけても許されるのがモルガンしかいなかったのも事実だ。
『何故…何故私は自分を殺した相手に抱擁を求める他ないの?
何故…何故
何故私は父上達と暮らしていた故郷に帰れないの!?
教えて…
教えてよ!』
モルガン「貴方は金の林檎を食べたでしょう?
冥府の世界にある食物を食べてしまえばその世界の住人になる他ないのですよ。」
『な、
そ、そんな…
何故、何故教えなかったのですか!』
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2018年6月20日 17時