四十六輪 ページ46
金「これがダムウェイターですよね?
毛利さん」
毛利「は…はい そうです」
金「皆さん
今からダムウェイターを使ったトリックを説明するのでダムウェイター前まで来てもらえませんか?」
春風「もう解けるなんて凄い才能だね
流石名探偵のお孫さん」
金「とても簡単な原理ですよ
まずこの俺達側から見える地下一階ダムウェイターの上段下段両方に薔薇を一輪ずつ置く
上段下段両方に薔薇が乗ってるのを確認できたら扉を閉めてボタンを押す
これでよし!
じゃ俺らは階段で1階のキッチンへ行きましょう」
八重姫「このまま1階に行ってもさっき乗せた薔薇が出てくるんじゃないの?」
『うーん…』
金「お〜着いてる着いてる
では中はどうなってるか…」
春風「なっ!?
クロッシュはダムウェイターにまで誰も持ち運んでいないはず…」
佐久羅「中に置いたはずの薔薇がクロッシュになってる!!」
金「冷めちまってるけどこれは本来出されるはずだったローストチキンだよ」
毛利さんがこの一階ダムウェイターに放置されていたクロッシュの中身こそが用意した物だと説明している間、この量なら夜と朝の2回に分けて食べるのが丁度いますいな…と場違いなことを考えていた。
ルフェ「あれ?
さっき地下で用意した薔薇はどこに行ったの?
まさか薔薇がローストチキンに変わるなんてことはないでしょうし…」
金「こうなった理由は二重底になったダムウェイターだよ!」
『二重底…!?』
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年8月25日 16時