二十五輪 ページ25
『青い薔薇は生物学上自然発生はしない不可能を表す代名詞なのに私と貴方…
いえ…
ここに来た人全員にローゼンクロイツ氏は青薔薇を渡している…？』
高遠「青薔薇の完成披露会を開けるぐらいですからね
ところで…
貴方よりも前に来ていた人はどれくらいいましたか？」
『えっと…
毛利さんの運転する車に乗っていたのは合計5人で…
既に館にいたのは姉を合わせて4人
私達4人を迎えに来た毛利さんは館の主人の言いつけにより世話をすると言っていたあたりローゼンクロイツ氏とはもう既に館に来ているメンバーの誰かと見ていいでしょうね』
高遠「なるほど」
『まぁあと3人と出会えていないのよね…
地下に行っても出会えなかったあたりおそらく部屋の中にいるんでしょうけど』
高遠「ほぅ…」
『あなたは誰かと一緒に来たの？
ここに来るまでバス4本しかないし…
私が乗ったバスは1日4本ある内の2本目だったけど』
高遠「そうですね…
私と同じバスに乗っていたのは薔薇園を経営しているという小金井 睦さん、株式会社バイオフェス社長祭沢 一心という2人の男性でしたよ」
『薔薇園経営者に会社社長…か
やっぱり姉と同じで植物と関係が深い人が集まっているもんなんだな…
春風さん以外』
高遠「春風？」
『春風 香葵さんといってね
私の友達…
この前の事件でお父さんの代わりに石塊旅館へとやってきた春風ルフェちゃんのお父さんで弁護士さんなのよ
ちなみにルフェちゃんも来ているわ』
高遠「なるほど…」
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作者名：ロンヌ | 作成日時：2022年8月25日 16時
