三十五話 ページ35
宮島「んであの女…
美雪「あの人のこと知ってるんですか?」
宮島「あぁ
結論から言うとあの女は薬剤師の皮を被ったジャンキーだ」
金「なっ!?」
美雪「えぇっ!?」
『そ、それって犯罪じゃ…』
花聯「ま、麻薬中毒は早急に治療しないと命に関わるわ!」
宮島「お優しいなぁ
じゃあその花聯先生にも聞いて考えてもらおうか」
美雪「考える…?」
宮島「紅葉結子は誰も疑うことができない
誰も咎めない
誰も報道できない
何故だと思う?」
『どこかの偉い人が揉み消しているとか?』
宮島「いい線をつくねぇ
じゃあその偉い人は誰だと思う?」
『う〜〜ん…』
美雪「どこの偉い人なんだろう…」
花聯「麻薬中毒の患者さんとして紅葉さんの名前が上がっているところを確かに聞いたことがないわ…」
金「花聯さんのいる病院内で聞かないってことは警察や司法関係者が親…
しかもその中でもかなりトップ層の人が親とかじゃないか?
宮島さん」
宮島「お見事!
さっすが名探偵!
将来君のような子が警察のトップにでも立ってくれれば俺らのようなおじさん世代は安泰だよ」
金「あ、あははは〜」
宮島「金田一君の推理通りさ
あの女、父親が警視総監様だからって好き勝手やってるとんでもねぇ女だぜ」
『親の権力を隠れ蓑にしてるってことですね?
なんと卑怯な…』
宮島「そしてあいつら2人が婚約関係を主張するようになったのがいつからか教えてやろうか?」
美雪「そ、そんなことまで知ってるんですか?」
宮島「というかあの2人怪しすぎんだよ
報道関係者はもっとあいつら2人を疑うべきだぜ」
金「そ、それでいつあの2人はお互い婚約者だなんて言い始めたんですか?」
宮島「いいねぇその興味津々な顔!
あいつらが婚約者関係になったのは3年前さ」
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年7月17日 0時