二十六話 ページ26
ノエル「い、一体何が起きたのですか?」
篝「さ、さぁ…
大嫌いなもの…という言葉は聞こえましたが…」
『一体どういうことなの?』
紫陽「申し訳ございません
彼女は少し扱いが難しいんですよ…」
金「紫陽さん!」
私達の疑問に答えてくれたのは他ならぬ紅葉 結子さんの婚約者こと紫陽 ネオさん
『扱いが難しいって好き嫌いが多いとか?』
紫陽「彼女にとって好きなものは数えるほどしかありませんよ」
『え…』
紫陽「年上の人間に指図されること
年下の人間に負けること
自分の好きなものを他人に取られること
…これ以外にも嫌いなものばかりがいっぱいあります」
金「ヒェッ
大変な人ですね…」
紫陽「全くそうですよ…」
『でも紅葉さんは紫陽さんの婚約者だ〜って言ってましたよ
仲良いんじゃないですか?』
紫陽「!」
えっ?
私何かまずいこと言った?
紫陽「正直言って完璧な俺にあんな欠陥品みたいな女はふさわしく無いことこの上ないのだが、一応あいつは恩師の娘なんでね…
逆らえないってやつさ」
なんかこの人もテレビの外の本性は結構黒いんだな
紫陽「それに…
あいつがいなけりゃ俺は
『えっ!?
花聯さんのこと知ってるんですか!?』
美雪「花聯さん?」
『金田一君とほぼ並行の位置にいるナース服を着たお姉さんよ』
金「あっ!
あのめっちゃ美人な人か!」
紫水「まぁ彼女は2年前に結婚しているんだけどね」
金「えぇ残念.」
美雪「はじめちゃん
なーに考えてたの?」
金「ギクッ!」
すごい美雪ちゃん
浮気察知能力高すぎ!
『でもどうして既婚者の花聯さんのことを紫陽さんは知ってるのですか?』
紫陽「俺はテレビ出演以外にも料理教室の経営にも力を入れているのさ」
美雪「料理教室!?」
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年7月17日 0時