見習い奇術師の事件簿【万聖節殺人事件】 (ページ24)

今日:17 hit、昨日:2 hit、合計:2,755 hit

二十四話ページ24

金「これは…！」

美雪「何かわかったの？

ばじめちゃん」

金「別人だ…

この西園寺さんの元に届いた招待状を書いたアーサーと俺達に送ってきたフランシスは全くの別人なんだよ！」

『えぇっ！？

や、やっぱりこの館には主人が2人いるってこと？』

美雪「だけど何故、花川さんと春風さん、はじめちゃんと私はフランシスさんから送られてきているのに、

同じく高校生のAちゃんのところに来た手紙の主はなぜアーサーさんなの？」

『確かに…！

フランシスさんから手紙をもらった4人は全員高校生だわ！』

金「もしかすると…

朝雲さん側の送り主は朝雲アイリーンさんにも来てもらう必要性があったんじゃないか？」

『え…

じゃあ私達の招待状を書いた人は紫水さんかもしれない…』

金「どうして紫水さんだと思うんだ？」

『だ、だって彼女私のママの先輩らしいのよ！』

金「えっ！？

あ、朝雲さん！

君達のところに届いた招待状持っていないか！？」

『ちょっとママに聞いてみるわ』

私は篝さんとお話し中のママに招待状をポケットかどこかに持っていないか？と聞いた。

するとすぐにポケットから2枚分の招待状を出してくれた。

『これよ』

金「ありがとう

…同じだ。

西園寺さんのところに来た手紙と同じ筆跡だ」

『なんと…

彼女主人のアーサーさんから館の管理を任されたって言ってたけど本当は彼女がアーサーさんだったのか…』

金「まだ紫水さん本人の筆跡を確認したわけじゃないからあんまり正しいことではないけど…」