二十三話 ページ23
金「……
皆さん
石塊旅館に入る前に紫水さんに見せた招待状を見せていただけませんか？」
ﾉｴﾙ「招待状…ですか？」
金「フランシスを名乗る人物が俺と美雪に送りつけてきた手紙の中に入っていた招待状も手紙と同じく手書きで書かれていたんです
もしかするとアーサーさんから受け取った招待状も同じように書かれているかもしれないんですよ」
宮島「それはつまりアーサーとフランシスって奴は同一人物かもしれないってことかい？
探偵坊や」
金「ええ」
ゆうこ「どういうこと？
なんで貴方含めた4人に対して送った手紙ではフランシスなんて名乗って、残りの10人に対して送った手紙ではアーサーなんて名乗ったのよ？」
金「それはまだわかりません」
篝「金田一さん
ノエルお嬢様の分もアーサー様からいただいた招待状を持っていますので受け取ってください」
金「あ、ありがとうございます！
えっと〜」
篝「
ささやかながらノエルお嬢様の執事を務めております」
美雪「執事！？」
「西園寺って、
あの京都発祥の大企業西園寺グループ！？」
やはりノエルちゃんは本物のお嬢様だったのか！
篝「そうですよ
……
ですか？」
「
私の名前は
さっきキッチンの方へ行った紫陽 ネオの婚約者よ！
本当、みんな当たり前のようにこうようこうようって呼びやがって！」
ｱｲﾘｰﾝ「こ、婚約者！？」
ﾉｴﾙ「くれはさんと読むのね…
珍しい苗字だわ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
32歳
紫陽 ネオの婚約者
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作者名：ロンヌ | 作成日時：2022年7月17日 0時
