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32話 ページ33
昨日入塾手続きを終え、入塾テストでの成績から理系Aクラスの授業を受けることになった私 A・ペトロヴィッチ…ではなく高山 瑠衣は共犯者こと氏家先生に連れられ、Aクラスの教室に来ていた。
とりあえず軽く偽名での自己紹介をする。
この偽名を全員が本名だと信じているのが中々に奇妙な状況で私だけは心の中で少しほくそ笑んでいた。
そして私の席の右隣にはターゲットの1人、近衛元彦がいた。
中々友好的な性格のようで、私を見るなり可愛いね〜などと言ってきた。
この楽観的な顔をした近衛に私はお前の命を狙う奴の名前を知っているぞ、と言ったらどんな顔をするのか。
まぁそんなことを言ってしまえば高遠さんとの約束を破ったことになるので絶対言わない。
そして私の席の左隣にはこれまたターゲットの海堂 瞳が近衛に嫌味を言っている。
濱さん曰くこの海堂 瞳という女が彼女と今は亡き藍野修治をいじめていたグループの主犯らしい。
塾とはいじめをする場所ではない。
勉強をしに来る場所だ。
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年7月4日 23時