22話 ページ23
『紫陽 ネオ
…無関係の人だけではなく、大会中ライバルまで毒殺…
あいつに似合うのは毒殺…?
いいや、それだけでは生ぬるい』
あの男の罪は毒殺だけではない。
だけど私の復讐は高遠さんが決める芸術で行う、そういう契約
だけど私は高遠さんの役に立っているの?
でもそんな不安を抱えて風呂の中に閉じこもるよりかは1つでも早く、日本語を、学問を学びに行った方がいい。
そう自分に言い聞かせた私は風呂から上がり、着替えて、自分に充てがわれた部屋に戻って勉強をしようとした。
その時通ったリビングで高遠さんに呼び止められた。
その高遠さんに近寄ると、頭に何かを乗せられた気がして、それを触ると正体がわかった。
『これは…
ウィッグですか?』
「ええそうです。
一応あなたは三浦Aとしての認識がなされているので変装用です。
明日、彼らが来る時にはそれを被って応対してください」
『変装か…
確かに金髪から濃い茶髪に変わればかなり印象が違うかも』
「それに合わせてカラーコンタクトも買っておきましたがそれをつけるかはあなたの自由です」
『すごい用意周到ね…』
「プロの犯罪者ですから」
『犯罪のプロとは…』
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年7月4日 23時