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No52 ページ15

剣持さんが聞いた話によると研太郎君の一家を襲ったのは火祀青竜の計画であり、あの死亡事故自体は本当に自然の脅威が引き起こした排ガスの逆流故だったと言う。



その後お金を得た青竜社長とその養子である星子さんだったが、彼女は少しも幸せではなかったと言う。


あの罪深い「家族」から逃れたかったと。





退院後割とすぐに、この剣持さんから語られた情報と自分の意見を織り交ぜて面会可能な研太郎君に話したと言う。


研太郎君はかなり元気になっていたと金田一君から語られて、一応私達は安心した。



そんな中剣持さんが「ガラスコップの指紋」の物の持ち主が発見できたと言う。


ガラスコップの指紋とは何かと聞けば、あの男の変装ではなかった黒瓜 鬼門の指紋を取っていたと。



その指紋の持ち主は都内で行き倒れて突然死した男と一致したと言う。


男の指先の傷から遅効性の毒が検出され、男の指紋のついた新幹線の切符からは微量の血液と毒の反応が出た。

これが指し示す真実は一つ。



金「おそらくヤツは帰りの新幹線の切符だと言って毒針を仕込んだ封筒に入れて渡したんだ。


封を開けると同時に毒針が指に刺さって毒がまわって死ぬ…




「用済みの人形」はお払い箱ってワケだよ!!」




あの男…





高遠遙一にとって命なんて弄ぶだけのもの、というわけか。






そんな殺人鬼には慈悲なんていらない。








必ずあの男には然るべき罰を与える。











私の





誇りを






生涯をかけて…!

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設定タグ:金田一少年の事件簿   
作品ジャンル:ミステリー
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年6月24日 12時

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