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26話 ページ27

鯨木「おい!なに騒いでんだよ村上!」

村上「鯨木!

絵波が見当たらないんだ!」


鯨木「えっ?」


村上「厳島先生は探す必要もないって言ってんだけど」


金「…」


鯨木君のこの顔…珍しく焦っていると言うか、何か知られたくないことがある、隠したいって感じかな。


金「そういやアンタ…絵波とはけっこう気安くしゃべってたもんな鯨木…!

それに殺された元塾生の茂呂井ってヤツとも…」


鯨木「な…何が言いたいんだ!テメーッ!!」


(流石鋭い名探偵!

人のことをよく見ているのね!)


鯨木「知らねーよ!茂呂井のことなんか!!

絵波だって授業が嫌でどっかにフケて…」


わぁ嘘つくのヘタクソタイプだ!

そんな態度取っておいて無関係はあり得ないでしょ



清子「まるで呪われているみたいじゃない?」

秋子「やめて!やめて!式部さん!!」


 や っ と 自 覚 し た ん か い



正式な入塾をしていない私ですら何か悪意のある薄気味悪さを感じていたのに…



赤尾「諸君!もう私の授業が始まりますよ!

さぁ早く次のF教室に向かいなさい!」


『あっ、はい』


村上「赤尾先生!!」



もう十分以上経ってたのか…早いな。



もう少し探せそうなところはあるはずなんだけど、時間が来たのなら仕方がない…か。



ゆりちゃん、


無事に帰ってきてくれるといいんだけど

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作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年6月15日 15時

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