12話 ページ13
金田一君の推理は、茂呂井君は無差別殺人の餌食になったのではなく、犯人が茂呂井君をターゲットに定めて、茂呂井君の分だけ毒針付きの模範解答に変えたという計画殺人だった。
金「ここでうっかり「無差別殺人」なんて決めつけちゃったら犯人の思うツボだぜ?」
溝岸「か〜〜っ!言わせておけばこのガキ〜〜!
早くつまみ出せっ!」「 バカモーーーン!! 」
『ヒェッ!』
「不動産市で殺人事件と聞いて来てみたら__
案の定いやがったか!」
金「剣持のオッサン!!」
さっきの雷親父のような声の主はこのおじさんだったのか。
剣持「まーったくお前ってヤツは
何かに呪われてるかのように事件現場にいるなぁ」
金「いや〜先々代からの宿命ってヤツで」
お は ら い 行 こ う
いや、運命もしくは宿命ならお祓い如きではどうしようもできないわね。
これが無理ゲーというヤツですか。
そしてこのおじさんのとんでもない素性が明らかになった。
剣持「警視庁捜査一課の剣持警部だ!」
(と、とんでもなくど偉い方だわ!
金田一君って推理力だけじゃなくて人脈も凄いのね!)
そしてまだまだ凄いことが剣持警部さんによって明かされた。
剣持「こいつは普段は赤点スレスレ進級ギリギリのオチコボレだがただのオチコボレじゃない!!
警察も手を焼く難事件をいくつも解決してきたオチコボレ!
かの名探偵金田一耕助を祖父に持つスーパー素人探偵だっ!!」
『……わぉ』
この警部さんは褒めているのか貶しているのかどっちなんでしょうね。
まぁでも彼をここまで保護、と言うよりかは彼の意見を信用するということは、確かな絆のようなものがあるということでしょう。
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年6月15日 15時