誰も知らぬ記録 ページ26
彼女は自分を吸血鬼に変えた者以上に強く吸血鬼の中では珍しく話が通じる部類に入った。
彼女に縋ろうと思った理由のもう一つは、
第二位始祖と渡り合えるかもしれないと思ったからだ。
吸血鬼になって十数年しか経っていない自分は数千年も生きた時間に差がある吸血鬼に勝てないというのは分かっていた。
抱えている闇も自分とは比較にならない筈だ
それでも同じく上位始祖に分類される彼女に頼るのが得策なのではないかと考えた。
長い長い旅路を経て漸く故郷の帝国に着いたとき彼はその計画を実行に移そうと同類の吸血鬼を見つけては情報を集めるようにした。
そして彼は落胆した。
「第四位始祖様はこの国にはいないぞ」
「あ〜確かに最近見なくなったよな」
聞こえてきたのはそんなことばかり
そして良くないことは積み重なって起こる。
「まさかこの地までメルリスを連れ出してしまうとはな…」
ブ「ウルド様…！」
遂にブローズにとって一番の脅威である第二位始祖が彼らに追いついたのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロンヌ(プロフ) - 三月さん» すみません！ご報告ありがとうございます！ (2022年5月14日 13時) (
レス) id: 8266321b82 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - お/り/ふ/らついてますよ〜消してください〜違反です (2022年5月14日 13時) (レス) id: 355318ffdd (このIDを非表示/違反報告)
ロンヌ(プロフ) - マナさん» こんばんは〜 (2021年4月21日 0時) (レス) id: 8266321b82 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - こんばんは (2021年4月20日 22時) (レス) id: d5cf406679 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロンヌ | 作成日時：2021年4月14日 19時
