キミと離れて2日目�� ページ19
それからは、大変だった。
一昨日の夜はその後姉にとなりの坂田さん(……いやもうさかたんともいうべきか？)についての魅力を永遠と語られ、一夜にして私は完璧な坂田家となったのであった。
『…んー、さかたんの低い声好きだなぁ…。
でも、浦島坂田船の月曜日の時の声も聞いてて落ち着く……。』
と、仕事中の休憩時間でさえ暇であればスマホを開き浦島坂田船と調べる。
完全に姉に毒され、沼にドバっと入ってしまったようだ。
「Aさん、交代です。」
『あ、はい！』
時計を見ると休憩時間は3分を過ぎてた。
ダメだダメだ、さすがにサボるのはまずい。と、急いで椅子から立ち上がり交代を教えてくれた同期にお礼を言う。
私は、まぁいわゆる居酒屋で働いている。
だから大抵仕事は16時頃からで、
遅くなるのもという店長の配慮で、お店は夜中の2時頃までやっているが私は21時に帰らせてもらっている。
お客さんが来て対応、そしてお冷を出し注文を聞く。それで運ぶ。単純そうに見えて、結構大変なんだ。
『いらっしゃいませー!!』
お店には5人の女性が入ってきた。少し戸惑いながらのを見て、初めて来たのかな？と思い声をかけた。
『お客様、5名ですか？でしたら奥のお座敷の方へどうぞ！』
そう声をかけると、ありがとうございますと言って奥へ進んで行った。
…私と同じくらいの年齢かなぁ…。なんて呑気にそんなことを考える。
お冷を5つ用意しお盆に乗せて持っていく。
『失礼します…お冷です。』
お客さんの前に一つ一つお冷を置いていく。
その間でも気にせず彼女たち5人は話していた。
「今日の男の子、結構大きい怪我してたよね…。」
「うん、先生もあちゃーみたいな顔してたよ…。痛そう…」
…もしかしてこの人たち、医療関係の人達だったりするのかな？
会話からなんとなく察して、心の中でお疲れ様ですと感謝する。
「いらっしゃいませー!!」
と、お冷を置き1度戻ろうとした時お店のドアが開く音と店長の元気な声が鳴り響いた。
「すいません、先に5人来てると思うんですけど…。」
入ってきたお客さんはきっと5人組の医療関係者さんのお知り合いなのだろう。
私はお客様をここへご案内しようと、入口にまだ立っているお客様の方を振り返った。
『あれ？…松本さん？』
「……Aちゃん!?ここで働いていたの!!」
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年2月20日 20時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 寂しい、、出来れば番外編を、、、お願いしますぅ、、一生のお願いです！ (2019年9月28日 17時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
スイカ(プロフ) - うるさん» センラさんからこちらにも!!ありがとうございますっ!!そういって貰えてハッピーです!!これからも頑張りますね！ (2019年9月24日 23時) (レス) id: e51077db8a (このIDを非表示/違反報告)
うる - センラさんの方から来たものですがやっぱりスイカさんの話面白いですね、完結おめでとうございます！ (2019年9月24日 6時) (レス) id: 80ab37ec91 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - スイカさん» レスありがとうございます！めちゃ応援します！ (2019年9月23日 16時) (レス) id: 8b66a12330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイカ | 作成日時：2019年8月8日 7時
