キミと離れて0日目�� ページ15
「……A、もしかして恋してる…？？」
『んっ!?……っごほ、きゅ、急になに…？』
お姉ちゃんに連れてきてもらったお店で、久しぶりに病院食以外のものを食べれて幸せだなぁと思っていた矢先、
目の前でさっきまで私をじーっと見ていた姉が口を開いてそう言ったのだ。
私の慌てっぷりを見て、姉はにやにやとし始めた。
「だからかぁ…、入院生活でカッコイイ人でも見つけたの〜？」
今まで私は恋バナと無縁だったからか、姉はなんとも珍しいものを見たと嬉しそうだ。
『ひ、非常勤の看護師さん……、めっちゃ優しくてかっこよくて…、もう好き。』
プシューっと顔から湯気がでるほど頬が熱くなった。
「もーう!!A、めっちゃ可愛い〜!!」
姉は私の頭をわしゃわしゃと掻き乱した。
俗に言う恋バナの話が一区切り着いたところで、姉は少し真剣な顔で言った。
「ごめんね……Aが倒れたのってまたストレスなんだよね…。」
私は顔を上げて姉の顔を見た。
「……お母さん……だよね……？」
姉は話しづらそうに口を開いた。
私は俯いて、それには答えず飲み物が入ったコップを手にしてそれを口にちかづけた。
姉も私の様子を見て察してくれたのかそれ以上は言わなかった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
「あ!!A、今週の土曜日は暇？」
『うん、暇だよ？』
ご飯屋さんから出て、また姉の車に乗る。
さっきお店を出る時、お金を払おうとしたらお姉ちゃんが出してくれた。
まあ、その代わりに今日は私の家に姉が泊まることになった。
明日は午後からお仕事なんだって。
私の返事を聞いて、姉はニコニコ……いやニヤニヤし始めた。
「私、昔から好きなグループがあってね？」
と姉は話し始めた。
…いや、初耳だ。好きなグループ…？アイドルとか？
「土曜日にあるライブに当たったんだよ〜ﾌｯﾌｯﾌｯ!!!
連番で当たって、Aの退院祝いにでもと思ったのですが…」
『……私に拒否権なんてなかったんじゃないかな？』
と言うが、お姉ちゃんなりの優しさであろう。
断る理由もないので、私は行くことにした。
『いいよ!!……でも、なんていうグループ？』
「A、神!!
んとね、
“浦島坂田船”っていうグループ!!」
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年2月20日 20時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 寂しい、、出来れば番外編を、、、お願いしますぅ、、一生のお願いです！ (2019年9月28日 17時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
スイカ(プロフ) - うるさん» センラさんからこちらにも!!ありがとうございますっ!!そういって貰えてハッピーです!!これからも頑張りますね！ (2019年9月24日 23時) (レス) id: e51077db8a (このIDを非表示/違反報告)
うる - センラさんの方から来たものですがやっぱりスイカさんの話面白いですね、完結おめでとうございます！ (2019年9月24日 6時) (レス) id: 80ab37ec91 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - スイカさん» レスありがとうございます！めちゃ応援します！ (2019年9月23日 16時) (レス) id: 8b66a12330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイカ | 作成日時：2019年8月8日 7時
