【歌い手】歌姫の願い事 (ページ11)

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歌姫ページ11

私たちが窓から飛び降りれば、下で待ち構えていた彼らが受け止めてくれる。

「Aキャッチ」

「ちびねこかるっ」

「このたぬきが」

私はそらるさん、くろちゃんはうらたさん。

既にみんなに合流していたつっきーが私とくろちゃんに黒のインカムを渡す。

「あー、あー、聴こえる？」

「まふくん！」

「Aも大丈夫そうだね。じゃあ、早く逃げてね。計画はそこからだから。」

「はーい」

ﾌﾟﾂｯ

インカムが切れる音がする。

といってもミュートになっただけだろうが。

ちなみに今いるのは、そらるさん、浦島坂田船、くろつき、私の8人。

残りは外の車で待機中。

…ということで、車まで、走る。

くろちゃんはそらるさん、私はセンラさんに手を引かれる。

そうすれば走り出して数十秒で車についた。

二つの車に私、そらるさん、さかたん、センラさんとくろちゃん、つっきー、うらたさん、志麻くんに別れる。

私の乗った方はあらきさん運転でなるせちゃん、いぶそう、まふくん、詩人さんが乗ってる方。

もう一台はめいちゃん運転で肉チョモランマ、ふぁっきゅん、くぷたん、るすくんがいるらしい。

残りはシェルターで留守番。

さあ、逃げよう。

すべてを捨てて

世界の隅っこへ