43 ページ42
.
なんなのこの空気。
気まづい。
なんか喋ってよ。
廉「まだ電車くるまで時間あるしゲームしよっか」
A「ゲーム?」
カバンをゴソゴソして取り出したのは、さっきまでやっていた王様ゲームのセット。
人通りの少ない公園のベンチへと座りふたりで始める。
「せーの」
王様はわたしだった。
さっきとは違い今度は自分で命令をする形だ。
うーん。なんだろう。
思いつかない。
廉「はよして」
A「んー、あ」
思いついた。
A「寒いからココア買ってきて」
近くの自動販売機を指さす。
廉「パシリやん…笑」
そういって立ち上がって歩いていく。
一人になりそっと今日渡されたプレゼントを改めて見る。
やっぱりかわいいデザインだ。
これ高そうだし。
わたしのとお金の差が激しそう。
じっとみつめる。
なんかこのデザインみたことあるんだよな。
うーん。
自動販売機の方を見るとこっちに向かってきてるのが分かったので慌ててしまう。
廉「ん、あったかいで」
差し出されて受け取ると本当に温かい。
凍えていた手にとても良く染み渡る。
A「あったかい、ありがと」
お金のことを思い出してお金を渡そうとお財布を取り出すけれど、
いらない と言われた。
廉「男にこれくらい奢らせろ、あほ」
お言葉に甘えて…。
廉「ゲーム続きしよっか?」
時間的にラストかなーと呟く永瀬くんの横顔をただ見つめる。
整ってるななんておもったり。
「せーの」
王様は永瀬くんだった。
廉「えー何にしよう」
にやっと笑うのは何故だろう?
A「わたしがらできるやつにしてよね」
廉「Aちゃん」
呼ばれて永瀬くんの方へと振り向く。
その瞬間重なる影。
永瀬くんの顔近い。
唇に感じるこの感触は、紛れもなくキス。
わたし、永瀬くんとキスしてる??
.
424人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ももる!(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます!永瀬くんとくっつくかどうかは最後までみてのお楽しみってことで(笑)これから主人公と永瀬くん、長妻くんの関係がどうなるかというところなので引き続き読んでいただけると嬉しいです。更新していくので宜しくお願いします(´ー`) (2018年1月15日 12時) (レス) id: 9543dc2dea (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - 更新お疲れ様です。読み進めるにつれてこれはぜひとも永瀬くんとくっついて欲しいと思ってしまいました。主人公ちゃんの気持ちが永瀬くんに変化しますように。これからも更新頑張ってください。 (2018年1月11日 19時) (レス) id: 6880bcbc6a (このIDを非表示/違反報告)
ももる!(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます^^更新頻度が遅いですがお待ちしていただけると嬉しいです!まいさんからコメントをいただき頑張らなくては!と思えたので更新できるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。ありがとうございました! (2018年1月9日 22時) (レス) id: 9543dc2dea (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続きを楽しみにしています!更新頑張って下さい! (2018年1月9日 11時) (レス) id: 06f074385c (このIDを非表示/違反報告)
ももる!(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます^^中々更新ができず申し訳ないです(汗)ですが書ける時に書いて更新していくので気長に待って頂けると嬉しいです。初めてのコメント嬉しかったです。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします! (2018年1月8日 18時) (レス) id: 9543dc2dea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ももる! | 作成日時:2017年12月13日 15時