misbehave Ⅱ (ページ21)

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岸との関係を持ったまま1ヶ月が過ぎた。

正直、このままではいけないとずっとちゃんとしなくては。と思いながら樹と過ごしている。

｢Aー、風磨達旅行行くんだってさー。俺らも行かね？｣

｢同じ日程は無理だよ？みろく居るし、｣

｢じゃあ、ずらせば行ける？｣

｢まぁ、ずらせば…。｣

そう言うと、樹は嬉しそうに目を輝かせマジ！？やった！！なんて喜んでいる。

｢樹、そんなに旅行好きだったっけ？笑｣

｢俺インドアよ？笑｣

｢うん。だから聞いてる。｣

｢だから、旅行先のホテルでこもる。｣

｢それ意味ある？笑断っていい？｣

｢ばぁか！冗談だろうが笑インドアでも旅行好きは居るんだよ笑｣

｢聞いたことないよ笑｣

｢部屋に温泉とか良くね？！｣

｢温泉なのね、笑｣

｢嫌？嫌ならナイトプールにする？｣

｢ちょっとその発想がよくわかんないや…。｣

｢高級ホテルでも泊まるかー笑｣

｢なら、夢の国のホテルがいいなー。｣

｢おっ！いいじゃん笑そこにすっか！笑｣

｢まじで言ってるる笑って、、もう予約取ろうとしてんの？笑｣

樹の操作するスマホを覗くと夢の国のホテルの予約サイトで早速予約しようとしていた。

｢Aいつなら休み取れそ？｣

｢いつでもいいよ？有給取れって前々から言われてたから丁度いい、｣

なら、この日がいっか！と手際よくホテルと夢の国の入場券を予約して相変わらずの行動力の速さだな。と感心した。

｢うわー、もうこな時間じゃん…、俺そろそろ仕事行くわ。あぁー、まじでやる気でないから1発俺に愛ちょうだい♡｣

｢なんか気持ち悪いんですけど…、｣

｢いや、ディスるなよ笑｣

｢はいはい。行ってらっしゃい｣

そう言って私は樹の頬に軽くキスをした。

あれから樹の唇に自分からキスが出来ないでいる。

｢ツンデレめっ！行ってきます｣

樹が出て行く寸前に私の唇にキスを落として出て行く。

いつしか、これが二人の当たり前になっていった。