misbehave Ⅱ (ページ31)

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A遅れてごめん!今から行くね!

時計を見てゾッとするくらい時間が経っていた。

結構な時間樹を待たせてしまっていた。

juriおう。おつかれー、きぃつけてこいよ?

パッと画面を見ると樹から返事が来た。

｢全部ひらがな…。笑｣

こんな事で可愛いと思ってしまう私は重症かな？笑

｢お待たせ。ごめんね、樹。｣

｢おう！全然いいよ笑ちょうどうるせぇーの帰ったとこだし笑｣

｢なら良かった笑ここ座っていい？｣

｢いいけど、なんでそんな端っこ？笑｣

｢え？端が落ち着く性格してるから？｣

｢Aは端は似合わねぇーよ笑｣

｢なんでよ笑あ、今日はそんなに強いのいらない。｣

｢ん？あぁ、明日も仕事か笑酔わして襲ってやろうと思ったのになぁー。笑｣

｢…。｣

｢ごめんごめん！そんな眼すんな！マジで！冗談だから！な！｣

｢2ヶ月位会うのやめようかな…。｣

｢は？旅行はよ？｣

｢キャンセルで。｣

｢え！無理無理！行こうーよ！！ごめんってぇー！！！｣

｢もー、樹うるさいって笑分かってるから笑それより早く何か飲みたいなー。｣

｢んだよ…。Aマジかマジじゃないか分かりにきぃんだよ…。はい、どーぞ｣

｢女は女優だからね笑｣

｢素直になれや！｣

｢樹の前では他の人より素直に生きてるけど？｣

｢うん。可愛い、許す。｣

｢きも笑｣

何だよ！私の一言一言にギャーギャー言う樹を見ながら飲むお酒は楽しくて美味しく感じる。

｢樹、今日は何時まで？｣

｢お客様。後30分で閉店でございます。笑｣

｢そうですかー。なら帰りまーす笑｣

｢待ってくれるんじゃねぇーのかよ笑｣

｢はは笑そのつもりだったのにお客様とか言うから帰ってほしいのかな？って笑｣

｢じょーーーーーーく！！！！秒で店の片付け終わらすんで待っててください！｣

｢はいはい笑｣

そっからくだらない話したり、少し先の夢の国お泊りデートの事を話したりあっという間に時間が過ぎて樹がお店を閉めて片付け始めた。

邪魔にならないようにお店の隅の方で樹の姿をただボーッと見つめて、あぁ。働く樹はかっこよく見えるな。と、また惚気が脳内から溢れ出そうだった。

出さないように必死に抑えてただ見惚れていた。