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｢イルカめっっっっちゃ良い子な！！！｣
｢そうだね笑可愛かった！｣
｢おっ！Aお土産買おうぜ！！｣
｢あっ！ちょっ、そんな引っ張んなくても行くから笑｣
急げ！急げ！とはしゃぐ岸に引っ張られながらお土産屋さんに到着した。
あ、イルカのぬいぐるみ…。
可愛い。
｢A！見て！！これ！！アロワナのキーホルダー！！！！アロくんとワナちゃんだって！！！オソロしよ！！！｣
アロワナに何故そこまで愛着があるのか理解できないが、岸があまりにも楽しそうに言うもんだから結局お揃いのアロワナのキーホルダーを手にレジに向かう。
｢あ！さっせんｯ！！これも一緒にお願いしますｯ！！！｣
後ろから岸がもう片方のアロワナと私が見ていたイルカのぬいぐるみをレジに置いてきた。
｢ぇ…。｢これ欲しそうに見てたろ？笑Aってほんと可愛いよな！｣
ニカッと笑ってそんな事を言う岸に驚いて言葉が出ない…。
｢3,800になります。｣
｢はーい！ありがとうございやす！！｣
｢え！？ちょっ！岸ｯ？？？払うよ！｣
｢いーのいーの！あ！これ！！はい、どーぞ！｣
ニコニコとイルカのぬいぐるみを渡してきた。
｢…。｣
｢え…？A…？嫌…だった、？｣
不安そうに聞いてくる岸に首をブンブン振って否定した。
｢違うの。嬉しいの…///｣
｢へっ、？えっ！？えっ！！えぇ！！！｣
慌てた様子で何度も私を見て吠える岸
｢ねぇ！うるさいって！！｣
手に抱いたイルカでバシッ叩きそうになったのをぐっと堪えた。
｢ね！！！もう一回言って！！！かわいい！！！めっっっっちゃ可愛かったっす！！！おねがいしゃぁすｯ！！！！｣
そんな岸を無視してスタスタと出口に向かった。
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作者名：み、 | 作成日時：2021年8月11日 0時
