misbehave Ⅱ (ページ27)

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｢もーー、ドタキャンとか社会人としてどーなんっすかぁ？｣

｢もぅ、だから謝ってるじゃない…。永瀬廉しつこい。｣

私は結局あの日飲み会には行かずに家で大人しくしていた。
行かない理由も上手い言い訳が思い浮かばなかったから、時間になって連絡した。

永瀬廉の言う通り、ドタキャンをするなんて社会人としてどうかと私だって思ったけど、この人のしつこさには勝てないと判断した結果。

まぁ、出社早々この有様だからしつこいがより面倒くさくなって長引く結果となってしまったような気がする…。

｢おーす、彼氏とイチャイチャ楽しかったか？サボリ魔笑｣

松村がニヤニヤと私に近づいて来てウザ絡み。

｢してないって、ほんとにあんた達面倒臭いね…。そう言えば、永瀬廉頼んでた資料出来てるよね？｣

｢出来てますよー！俺を誰やと思っとるんっすか？笑｣

｢ウザい後輩。それ明日のプレゼンで使うから打ち合わせするよ。｣

｢りょーかいっすー。Aさんの冷徹ツッコミ今日もいいっすね笑｣

ケラケラバカにしたように笑いながら資料をプリントしに行った永瀬廉の背中を殴ってやりたかったが、一応会社で周りの目もあるから我慢した。

｢で？樹？笑｣

｢ん？あぁ、だから、樹じゃないって…、風磨居なかったしせっかくの休みをあんたらに費やす事ないでしょ。だから行かなかったの。松村と永瀬廉の相手も面倒くさいしー、｣

｢相手してやってんだろうが！ほんとお前ってやつは素直じゃないねー。おっ！紫耀！この前はありがと、彼女喜んでたわ｣

｢おはようございます！ほんまっすか！？良かったぁ～、｣

｢あ！Aさん、この前なんで来なかったんですかー？寂しかったです…。｣

しょぼんとする平野くんは可愛らしくて何だか罪悪感が凄い…。

｢ごっ、ごめん…。今度！！埋め合わせする！！あ！今日！今日お昼！ね！｣

｢えぇ！いいんですか！！やったぁ！｣

可愛らしい笑顔で喜ぶ平野くん。

｢お！マジっすか！？俺も行こぉ～｣

｢いや、誘ってないし。｣

｢んじゃ、俺もー。この前奢ったしランチくらい奢れ。｣

｢はぁ…。分かった…。｣

結局ランチは4人で近くの喫茶店に行き食事して会社に戻って仕事をして定時間際にスマホが光る。

juri今日店来ねぇ?

Aなんで?

juri会いたいから。

A奢りなら

juriwww何杯でもどうぞ笑