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｢Aありがとな！マジで助かったわ！！！｣
｢それなら良かった笑私も美玲へのプレゼント買えたし。｣
｢美玲ちっさい頃は駄菓子くらいで喜んでたのに、今じゃブランドもん言われるし、もーわっかんねー｣
｢女心わかってないんだよ笑｣
｢Aはあんまりこだわりないよな、マジで美玲に見習って欲しいわぁー。｣
｢ふふ。笑ちゃんと考えて選んでくれたなら何でも嬉しいよ？笑美玲だって恥ずかしくてそう言っちゃうんだと思うけど？｣
｢恥ずかしいってなんだよ笑今更恥ずかしがるとか意味わかんねぇー笑｣
美玲と岸の間に流れる長い時間を突き付けられたようで締め付けられて苦しかった。
｢岸…。私…ちゃんと岸が好きだって伝わってる？｣
｢えっ！？A！？きゅっ、急に何だよ！！！熱でもあんのかｯ！？｣
｢無い。真面目に聞いて損した。｣
｢えっ！？いや、ちょっ！！！まって！待て待てｯ！！！ちゃんと感じる。マジで！！最初は俺ばっか好きｯ！！って感じだったけど…俺マジで頑張って良かった！！！Aが俺見て笑ってくれてる度に俺、の事ちゃんと見てくれてるんだ！！って実感する！｣
｢笑ってるだけで？笑｣
｢おう！Aが笑ってるの俺好きだからキュンキュンする！しかも！！！たまに甘えてくるの最高に可愛いし…あ！ほら！今だってこんな事聞きてくるのも、可愛すぎて今すぐ熱く抱いてキスしたい！！！って感じたわ！！｣
｢何それ笑馬鹿の惚気話聞かされた気分(笑)｣
｢おい！何でだよ！！な！俺の好きなとこ言ってくれよｯ！ほら！Aちゃ〜ん！笑｣
｢うざい。うるさい。しつこい。ばか。それ以外はいいと思う。｣
｢えっ、俺今褒められてる？けなされてる？｣
｢ふふ、笑自分の好きなように捉えなよ笑｣
このときはただ岸の言葉で満足できていたのに、いつからそれだけじゃ足りなくなったんだろうか。
周りの雑音ばかり気になって本当に大事な何かを聞き取れなかったんだ。
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作者名：み、 | 作成日時：2021年6月22日 7時
