misbehave (ページ7)

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｢うぅーーー。おわったぁー！｣

｢よっ！さすがエース！｣

｢おーおー。みなまでゆーな、みなまでゆーな、ハッハッハー。｣

｢んはははは(笑)うっぜぇー(笑)｣

｢3流バーへいざ出陣！！！｣

｢テンション高くね？(笑)｣

｢たまには良いでしょ？(笑)松村、樹に連絡した？｣

｢あ、してねぇ、俺しとくわ｣

あざーす。とひとこと返して帰りの支度をする

バーまで二人で談笑しながら歩いた

松村はよく吠えるし、たまに意味のわからないキャラを被せてくるし、急にビビるくらいネガティブになる時もあるし、逆に怖いくらいテンションが上がる時もあって掴み所のない男だ。

まぁ、でも愚痴も私の捻くれた性格から繰り出される小言もいい感じでスルーしてくれるから絡みやすい

仕事のサポートだってスマートにしてくれるし、この男が彼女持ちでもモテる理由が分からない事もない。

ｶﾗﾝｶﾗｰﾝ

小洒落た隠れ家の様な樹のバーの扉を開けた

店内には先客の若いヤンチャそうな女性が二人居て樹に絡んでいる。

樹はスマート且つ紳士に対応している。

さすが自称爆モテ男。

｢樹の好きそうな女。俺無理だわ…。｣

｢でしょうね、あんたロリコンだもん。｣

｢ねぇ、それいい加減やめてもらえる？ロリコンじゃねーんだわ。3個下と付き合ってるだけでロリコンなんの？｣

さぁー。と、またてきとーに返して、入口付近のカウンターに座る

｢お！！！A！さっきまで風磨来てたよ！本命と！｣

｢おー、別にいらん報告だわー。｣

｢ねぇ、樹俺見えてる？｣

｢A今日定時だったんだー、店休みにすれば良かったわー。｣

｢ねぇ、見えてない？えっ！？｣

｢今から閉めるわ！デートしよ！A！！！｣

｢店閉めるんだったら帰るわー。｣

｢えっ！？お家デート？あら、Aちゃんったら大胆♡｣

｢馬鹿なんか？客に酒出せや。｣

｢wwww樹トラックの前に飛び出してみたら？(笑)｣

｢んはｯ(笑)僕は死にましぇん！って？(笑)古いだろっ！ふつーに考えて死ぬわｯ！(笑)｣

｢だーかーらー、さーけー！｣

｢アル中の方ですか？(笑)｣

｢松村。樹に無視されるからって私に絡むな。｣

｢んはｯ(笑)A最高だわ(笑)｣

スッと私の好きなカクテルを置いて松村と騒ぎ始めた樹

樹と松村は小中大学で一緒だったらしく私の同期が松村だと伝えたら驚いていた。

世間ってものは狭いとはよく言ったものだ。