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((ピーンポーン
｢国彼はやくね！？笑｣
｢わかんない、会ったことないし、てか！チカまだお風呂だよ！？｣
｢取り敢えず国彼そのまんま待たすのもあれだし、家上がってもらえば？｣
｢まぁ、そうだね…。｣
モニターに映るチカの彼氏の神宮寺さんは走ってきたのか少しだけ肩を上下させている。
｢神宮寺さんですか？｣
『そうです！菊池さんですよね？チカ大丈夫そうですか…？』
不安気に聞いてくる神宮寺さん。
｢今シャワー浴びさせてて…、良かったら、家の中で待っててください。今開けますね｣
神宮寺さんは、すみません…。と申し訳なさそうに頭を下げて開いた自動ドアの方に歩いた
｢国彼…いよいよだわー笑どんなもんかお手並み拝見だな？笑｣
｢樹ってつくづく性格悪いよね。｣
｢えっ、ちょっ！A？｣
((ピーンポーン
玄関に向かい神宮寺さんを迎え入れる。
｢初めまして。神宮寺勇太です。本当にご迷惑おかけして申し訳ありません…。｣
そう言って深々と頭を下げるもんだから、何だかこっちまで申し訳ない気持ちになる。
神宮寺さんは私にお詫びと言って近所のケーキ屋さんでケーキを買って来てくれたらしい。
どこまで出来た人なんだ…
｢うお！国彼くん手土産とか流石だわ！｣
｢えっ！｣
案の定驚いてきれいな目をまんまるにして驚いている神宮寺さんとそれを見て笑っている樹。
｢すみません…。この人も友達で昨日から家に居るんですけど、チカとは何も無いので安心してくださいね？｣
｢そうそう！チカ"とは"何もねぇーから安心しな？｣
そう言ってニヤッと私の方を見ている
"とは"をやたら強調した事も敢えて触れず、
樹にイラッとしながらも神宮寺さんをリビングに案内した
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作者名：み、 | 作成日時：2021年6月22日 7時
