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｢んじゃ、いってくるわ。ちゃんと戸締まりしろよ？｣
｢言われなくても閉めるよ。今日帰ってこないんでしょ？｣
｢おぅ。式終わって夏美のとこ行くわ。｣
｢いつまで？｣
｢あぁー、多分月曜の夜だと思うわ、｣
｢月曜の女にも会うの？｣
｢いや、ルミとは今回は会わねぇー、流石にハード過ぎるわ笑｣
｢知らないよ笑早く行って来なよ、樹と行くんでしょ？｣
｢ヤベッ！んじゃ！行ってきます！！｣
岸の結婚式に参列する風磨を見送り、抱っこしていたみろくを撫でる。
正直、何もする気にはなれない。
とりあえずリビングに戻りソファーに座り膝の上に乗ったみろくと遊ぶ
膝の上から落ちないように踏ん張りながらも必死に猫じゃらしを追うみろくが可愛らしくてほっこりする。
｢みーくん今日もかわいいね〜｣
(みゃあ)
うん。かわいい。
てきとーに、ご飯食べてテレビ見てみろくと遊んでたらいつの間にか日も暮れていた。
｢こんな休みも悪くないよね、笑みーくんベランダ行こうか！｣
みろくを抱っこしてベランダでかろうじて残っている夕陽の明かりを眺める。
もしも、あの時ちゃんと信じてあげれたなら結果は変わっていたのかな。
岸の隣にいれたのかな…。
やめよ。こんな事考えたって仕方ない。
じめっとした蒸し暑さが気持ち悪くなったからそそくさとシャワーを浴びてさっぱりした。
その後ソファーでウトウトしていたらスマホが鳴った。
寝ぼけ眼で応答ボタンをタップした
『あ、もしもし。ちょっと頼みがあんだけどさ、いい？』
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作者名：み、 | 作成日時：2021年6月22日 7時
