伯拾肆頁─双ツノ黒ト 2─ ページ9
『あれが夢野君が捕らわれている建物ですか』
目の前にある煉瓦造りの建物を細目で眺める。
それは監 禁施設としては思っていたよりも大きく、外見を見る限りでは緻密な造りをしていた。
このまま無事に建物に入ることができて何事も無く夢野君を救出できればどんなに善いことだろうか。
まぁ、先程から人の気配がかなりするから確実にそれは有り得ないわけだけど。
案の定それは理想通りに上手くいく筈もなく、ガチャッという機械音と共に視界が白く塗りつぶされた。
それは背後から当てられた目潰しにも使われる強力な
「こんばんは。うちの作戦参謀は敵行動の予測が得意なもので」
振り向くとそこには数十人の銃を構えた人影。
その中で銃を持っていない二人のうち一人が云う。
武器を持っていないということは異能力者だろうか。
彼の顔には焦りや驚きの色は全く無く、あるのは余裕そのものだった。
「...罠か」
隣にいる太宰さんが少し残念そうに呟いた。
“流石にこの人数差で戦うのは厳しい”
殆どの者がそう思うだろう。
しかしこの場合はあともう一人私の知人か誰かが援護に来てくれさえすれば、この最悪の状況は一気に逆転する。
そして森さんであれば私が望む人材を此方に向かわせている筈だ。
『完璧すぎるタイミングですよ、森さん』
そう紡ぐ唇が思わず弧を描く。
私の視界には黒髪の男性にその一回りも二回りも大きい岩がぶつかっている光景が映っていた。
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煉華☆(プロフ) - 狼楼さん» 了解です、合っていて良かったです(*^^*)承認しておきますね。最新パートまで読んでいただきありがとうございます!過去編共々頑張っていきます! (2019年6月15日 17時) (レス) id: fa2422e9a4 (このIDを非表示/違反報告)
狼楼(プロフ) - 煉華☆さん» 最新パートまで読ませていただきました!これからの有島ちゃんが楽しみです! (2019年6月15日 15時) (レス) id: 8b97f6f5d3 (このIDを非表示/違反報告)
狼楼(プロフ) - 煉華☆さん» 狼楼に直しときました…汗 (2019年6月15日 15時) (レス) id: 8b97f6f5d3 (このIDを非表示/違反報告)
狼楼(プロフ) - 煉華☆さん» あ!あってます!直すの忘れてた…汗 (2019年6月15日 15時) (レス) id: 8b97f6f5d3 (このIDを非表示/違反報告)
煉華☆(プロフ) - 狼楼さん» すみません、今「炎化狼」という名前の方の申請をもらっていたのですが、狼楼さんでしょうか?名前に狼とついていたので質問させていただきました。 (2019年6月15日 14時) (レス) id: fa2422e9a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:煉華 | 作成日時:2018年3月6日 7時