【東リべ】俺は陰キャであって不良じゃない【男主】

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ご飯も食べ終わり俺も風呂から上がった頃

マ「Aってさ、なんでこんなに上手に飯作れんの？」

突然そんなことを聞いてくるマイキー君

マ「男の一人暮らしってそんなちゃんと自炊するイメージなかったからさ」

なるほど

「…俺、本当は料理人になりたかったんだよね。結局フリーターだけど…ははは」

マ「なんでならなかったの？」

「俺ん家母子家庭でお金無くて…専門学校通ってなれるかも分からない料理人目指すよりも母さんから自立して働いた方が現実的だと思ったらサ…」

マイキー君はなにか思うことがあったのか黙ってしまった

「元々料理好きだったけど独学で家で趣味の範囲で出来ればいいやって諦めちゃったんだ」

マ「勿体ねぇな…。こんなに美味いのにな」

「はは、ありがとう！…そろそろ寝ようか。明日は学校行きなよ」

マ「それはどうかな…おやすみ、A」

「うん、おやすみ」

そうやって先に布団に入ってもらった


俺はベランダに出て一服する

ぼーっと指先を見る

絆創膏に血が滲んでる

血、…血






ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ!!
ベランダが開けられた


マ「Aまだ起きてんの？…！何その腕！大丈夫か？！」

え、？

腕、切り傷


あぁ、やってしまった…

血を見たり過去の事を思い出すとふとやってしまう

マイキー君は黙って包帯を巻いてくれた

俺も黙っていた

「…寝よっか！」

マ「A、今は何も言わなくていい。でも辛くなる前に頼って欲しい。俺、ダチだから」

「ん、ありがとね」







もうとっくの昔に辛いの限界越えてるんだ

コレ だけは直りそうに無い

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