人肌恋しい季節ですから (ページ9)

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カフェラテ 3 ページ9

貴方side

A｢はっ…！｣

やばい、寝てた…！

付いていた映画はもうエンドロールになっている

A｢やらかした…！｣

そーっと隣の光成くんを伺うと、すぅすぅと規則的な寝息を立てていた

光成くんも寝ちゃってるみたい…

長いまつ毛やすっと通った鼻、

セットしてなくてさらさらな髪

まじまじ見ることなんてなかなか無いから

じーっと見つめてしまっていると

いつの間にかエンドロールも終わったみたい

A｢ディスク、取り出した方がいいよね？｣

独り言を呟いて、光成くんを起こさないようにしながら立ち上がる

A｢これでよし、と｣

ケースに収めて、またソファに座りなおした

見た目はクールだけど、中身は優しくて

でも、ちょっと意地悪な所もあって

そんなカフェラテみたいな光成くんが

A｢大好き、だよ…｣

小声で言って、

普段は絶対できないけど、勇気を出して

光成くんの頬にそっと口付けた

A｢わ〜！やっちゃった！｣

と思わず離れたから

檜山くんの頬が真っ赤に染まったのは気づかなかった

檜山(…っ、俺起きてたんだけど…)

end