day 23 ページ24
名前side
少しして檜山くんが入ってきた
名前｢どうしたの？｣
檜山｢ご飯中ぼーっとしてたから何かあったのかと思って…｣
名前｢えっ、ベ、別に何にもないよ!?｣
いつも通りに夜ご飯を食べてたつもりなのに…！
檜山｢ふ〜ん、うっちーと何かあったんだ？｣
名前｢だ、だから何にもないよ…！｣
うぅ、めっちゃ見つめられてる
名前｢あっ！檜山くんこそ、前に好きって言ったらどうする的なこと言ってたような…｣
話題を逸らしたくてそんな話をしてしまう
檜山｢え!?あ〜！違うわ！ってか聞こえてたってこと!?｣
ものすごく焦る檜山くん
が、ふ〜と息を吐いて髪をかきあげた
無言が部屋を包む
どうしよ、聞き間違えだったかも…
名前｢ごめん…勘違いしてたかも｣
檜山｢あのさ名前、ちょっと話したいことがあるんだけど｣
名前｢え、うん！じゃあソファに座る…？｣
檜山｢ん。あれ、こんなカーディガン持ってた？｣
名前｢ううん。昨日、尚大が借してくれたの！洗濯して返そうと思って｣
檜山｢あーそっか…｣
どうしたんだろ？
名前｢それでどんなお話でしょうか…？｣
さっきよりも険しい表情の檜山くんに話しかける
目が合い、檜山くんが少し息を吸った
檜山｢名前、好き。｣
名前｢…!?｣
檜山｢いきなりごめん。でも、誰にも渡したくないから｣
名前｢なんで、｣
檜山｢…最初は何かどんくさくて変な奴だと思ってたけど、｣
名前｢えっ！｣
やっと檜山くんが少し笑った
檜山｢知ってく内に名前は優しくて、強い人だって分かって｣
檜山｢どんどん惹かれてった。｣
檜山｢好きって言ったらどうするって言ったのもガチで｣
名前｢っ、｣
檜山｢何かぽろっと言っちゃったというか、｣
檜山｢っ、あ〜俺らしくねぇ、とにかく！ずっと黒羊を倒したら言おうと思ってた！｣
檜山くんがするりと私の手を取って、冷たい体温が伝わり始める
名前｢檜山くん…｣
檜山｢わかる？俺の手、ばかみてぇに震えてんの｣
檜山くんの手は、言葉の通り震えていた
檜山｢初めてで、全部。誰かを好きになったのも、誰にも渡せないって思ったのも｣
檜山｢だから名前、俺と付き合ってください｣
名前｢えっ、あ…｣
頭がますますこんがらがる
檜山｢返事は今度聞かせて｣
私が混乱しているのを察したのか、檜山くんはそう言って部屋を出た
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いろは(プロフ) - ふうかさん» すみません、今気づきました…！コメントありがとうございます。嬉しいです！！ (2021年11月7日 0時) (
レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです！続きが気になります！更新待ってます！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - _さん» 今確認したんですけど、多分できると思います…！良かったらもう一度試してみてください！ (2021年7月18日 12時) (レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
_(プロフ) - 名前変換？ができないです (2021年7月18日 12時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2021年7月8日 22時
