day 22 ページ23
名前side
名前｢うん…｣
俯いている颯太くんの表情はよく分からない
颯太｢っでも、やっと分かった気がする｣
ぱっと顔をあげた颯太くんと目が合う
颯太｢笑った顔を思い出すと嬉しくなって、一緒にいるだけで楽しくて。でも、苦しい時もあって、誰にも渡したくなくて、こんなの初めてでさ｣
眉をきゅっと寄せる颯太くん
颯太｢この気持ちを教えてくれたのは名前なんだ｣
名前｢え、私？｣
時間が急に止まった気がした
颯太｢好きだよ、名前が大好き｣
颯太くんの丸い瞳が潤んでて
どこまでも広がる茜色の空と颯太くんしか見えない
名前｢うそ、｣
颯太｢嘘じゃない、名前を見つけたあの日からずっと大切で特別だから｣
名前｢っ…｣
激しく波打つ鼓動が苦しくて、どうすればいいか分からない
だから太陽が沈んで藍色の空に移り変わったことも気づかなかった
颯太｢っとにかく伝えたくて。｣
そろそろ帰ろっかと颯太くんが背負う体勢になる
名前｢っ、うん…｣
背中に乗ると颯太くんが足を進める
どうしよ、なんかものすごくドキドキする…！
颯太くんの優しい匂いや意外にも広い背中に
今までは意識してなかったのに、気づいてしまったから
お願い、早く着いて…！
ぎゅっと目を瞑っていると足が止まった
颯太｢着いたよ、名前｣
名前｢えっ、あ、うん！ありがとう｣
玄関の前に降ろされる
颯太｢じゃあ、入ろっか〜｣
名前｢う、うん｣
そのままお屋敷に戻って全員で夜ご飯を食べた
その後、部屋に戻ってぼーっとする
名前｢好きって、言われちゃった…｣
初めてそんなこと言われて、もう頭はパンク寸前だ
っ、どうしよ、返事とかってするよね！？普通
でも、伝えたいだけみたいなこと言ってたような…
さっきのことを思い出していると
颯太くんの声で"好きだよ"と何度も頭の中でリフレインされる
うぅ、ほんとにパンクする…！
じたばたしていると、ドアがトントンとノックされた
名前｢…はーい｣
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いろは(プロフ) - ふうかさん» すみません、今気づきました…！コメントありがとうございます。嬉しいです！！ (2021年11月7日 0時) (
レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです！続きが気になります！更新待ってます！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - _さん» 今確認したんですけど、多分できると思います…！良かったらもう一度試してみてください！ (2021年7月18日 12時) (レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
_(プロフ) - 名前変換？ができないです (2021年7月18日 12時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2021年7月8日 22時
