day 18 ページ19
颯太side
自分の部屋に戻って
そのままベッドに寝転がった
見つめ合うおりと名前を思い出して
うわぁ〜なんかもやもやする…！
ずっと見つめ合う2人を見てたらなんか苦しくなって
名前がこっち向くようにしちゃって
颯太｢はは、俺は子どもか…｣
むくりと起き上がり、呆れて笑う
颯太｢恋ってこんなに苦しいの…？｣
名前を黒羊から助けに行く前は
こんな苦しい気持ち、知らなかったのに
てか、名前は俺の事どう思ってるのかな…
なんか不安になってきたけど
後悔したくない…
っ、やっぱりちゃんと名前に伝えなきゃ！
心に決め、またベッドにぼふんと倒れ、目を瞑る
名前side
名前｢眠れない…｣
1度は目を瞑ってみたけどずっと寝てたせいで
全っ然眠気が来ない
名前｢なんか飲もっかな｣
ひんやりした空気が包む廊下を静かに進む
名前｢意外と寒い…｣
カーディガンでも羽織ってくれば良かった
そう思いながらそっと電気を付けると
名前｢わっ！｣
サンルームのソファに誰かが座っていて、思わず声を上げると
織山｢…！名前か｣
少しびっくりしたような尚大と目が合った
ぎこちなく笑った尚大
名前｢あぁびっくりした！｣
織山｢名前も眠れないの？｣
名前｢うん。ずっと寝てたから…｣
織山｢俺も…なんか寝れなくて｣
名前｢それで何か飲もうと思って、尚大もなにか飲む？｣
織山｢や、俺が何か入れるわ。何がいい？｣
尚大が立ち上がる
名前｢じゃあお願いしよっかな？笑｣
織山｢で何がいいの？｣
名前｢ココアで！｣
織山｢ん、分かった｣
尚大をソファに腰掛けて待つ
窓の外を見るとすっかり雨は止み、森は静まっていた
窓の近くはさらに寒くてぶるりと体が震える
織山｢はい、｣
名前｢わぁ、ありがとう…！｣
湯気が昇るココアを受け取る
1口飲むとココアの甘くて苦い香りが広がり、体に暖かさが染みる
名前｢美味しい…｣
尚大｢良かった、てかそんな薄着じゃ風邪ひく｣
呆れた顔で着ていたカーディガンを掛けてくれる
名前｢あ、ありがとう｣
隣に座る尚大の顔色は相変わらず白くて、目元の隈が深く残っている
名前｢尚大、ちゃんと寝てるの？｣
尚大｢あー元々そんなに寝れない体質なんだよね｣
そう言いながらココアを飲む尚大
名前｢そうなの？｣
でも心配だ…
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いろは(プロフ) - ふうかさん» すみません、今気づきました…！コメントありがとうございます。嬉しいです！！ (2021年11月7日 0時) (
レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです！続きが気になります！更新待ってます！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - _さん» 今確認したんですけど、多分できると思います…！良かったらもう一度試してみてください！ (2021年7月18日 12時) (レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
_(プロフ) - 名前変換？ができないです (2021年7月18日 12時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2021年7月8日 22時
