day 17 ページ18
名前side
その言葉と共にどんどん溢れ出てくる本音
名前｢大体みんなはいっつもそう！私を傷つけてないかって、そればっかり！私はそんなに弱くない！皆からしたら物凄く弱いかもしれないけど｣
名前｢っそんなに私って信用されてないの…？私は皆のこと信じてるから黒羊について行ったんだし、血だっていくらでもっ…！｣
一気に話したせいでゴホゴホと咳き込んでしまう
颯太｢名前、｣
颯太くんが心配そうに背中をさすってくれた
檜山｢違う。そうじゃない…｣
皇輝｢名前ちゃんの事、俺らは信じてる｣
黒田｢けど、こんなに人と関わったの初めてで、分かんないんだよね｣
黒ちゃんが困ったように頬を掻く
湧｢どうやったら傷つけないでいられるかとかさ｣
檜山｢でも、それが逆に名前を傷つけてたね。｣
拓実｢俺たちが弱虫なだけで名前ちゃんは強いんだよ｣
拓実くんがいつもの優しい顔で言う
名前｢そんな事、ない…皆はいつも私の事助けてくれてるし、さっきのは言い過ぎてた。ごめんなさい…でも皆のためになりたいのは本当なの｣
名前｢だって、こんなに笑って過ごせるのも、ひとりぼっちじゃなくなったのも全部皆のおかげだもん｣
織山｢名前…｣
名前｢だから、尚大のためになりたくて勝手にあんなことしたの。だから自分を責めないで｣
織山｢っ、うん…｣
俯いた尚大がぱっと顔をあげる
織山｢あのさ、触ってもいい？｣
名前｢いいよ｣
そっとした手つきで首に触れる尚大
織山｢痛い？｣
名前｢全然っ｣
じくりと疼くけど痛くない
それも分かったような表情で尚大がそっと眉を寄せる
目の縁が赤く染まり、深く哀しい色をした尚大の瞳から目が離せなくなる
颯太｢っとにかく2人が無事でよかった！｣
大きな颯太くんの声で視線が逸れる
安嶋｢うん、これからは何か対策を立てないとだね｣
皇輝｢確かに。考えとく｣
ふと時計を見るともう25時を回っている
名前｢あの、もう夜遅いし、皆も部屋に戻って寝て？｣
ヴァサ｢あ、もうこんな時間か…｣
深田｢ふわぁ、気づかんかった｣
青木｢そうだね、女の子の部屋に長居するの良くないし｣
その言葉で皆が動き出す
豊田｢しっかり睡眠をとってね！｣
名前｢うん…！｣
そう言って豊田くんがぱたんと扉を閉めた
一気に静寂に包まれる部屋で目を静かに閉じる
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いろは(プロフ) - ふうかさん» すみません、今気づきました…！コメントありがとうございます。嬉しいです！！ (2021年11月7日 0時) (
レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです！続きが気になります！更新待ってます！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - _さん» 今確認したんですけど、多分できると思います…！良かったらもう一度試してみてください！ (2021年7月18日 12時) (レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
_(プロフ) - 名前変換？ができないです (2021年7月18日 12時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2021年7月8日 22時
