day 3 ページ4
名前side
優しい風が丘を通り抜ける
檜山くんの言葉に頷くみんな
大切な人の死を受け入れるために皆はどれほど苦しんだんだろう
小さな石の墓標だけがそれを知っている
お墓に近づき、秋桜の花束をそばに置く
名前｢初めまして、苗字名前と言います｣
そしてお墓に話しかける
皇輝｢先生、久しぶり｣
颯太｢やっと黒羊倒せたよ…！｣
思い思いの言葉をかける
私も挨拶を終え、立ち上がると
丘からは森とお屋敷が見えた
名前｢良い所だね…｣
拓実｢だよね！｣
豊田｢もっと寒くなったら紅葉が見れるんだよ｣
名前｢へぇ、絶対きれいなやつだ…！｣
赤く染まる森を想像するだけでうっとりする
颯太｢そ。だからさ名前のお母さんとお父さんのお墓も作らない？｣
名前｢え…｣
颯太くんが私を伺うように言った
檜山｢名前が嫌なら全然いいんだよ｣
お母さんとお父さんのお墓か…
死を受け入れられなくてそんな事考えもしなかった
でも、黒羊を倒したことでやっと受け入れられた気がする
名前｢いいの…？｣
私を見つめる皆に聞いてみる
織山｢当たり前じゃん｣
安嶋｢名前ちゃんにとって大切な人は俺らにとっても大切な人だから｣
平塚｢そうそう！｣
名前｢っありがとう。2人のお墓、作りたい…！｣
湧｢おう！｣
皇輝｢素敵なお墓、作ろうね｣
名前｢うん…！｣
深田｢あ〜もう、涙拭いて｣
零れた涙を見た深田くんがタオルを差し出してくれる
名前｢あ、ありがとう｣
黒田｢え、珍しくね！？｣
湧｢それな！深田がハンカチって！｣
深田｢俺だってハンカチくらい持ってますから！｣
ヴァサ｢いっつも青木の役割じゃん笑｣
青木｢ねー！先越された笑｣
檜山｢でもめっちゃくしゃくしゃじゃね？笑｣
深田｢だー！使えればいいの！｣
名前｢ふふ、笑｣
暗い雰囲気にならないように楽しい空気にしてくれる皆
それからどんな風にするか話して
先生のものと同じような感じで、2人の写真を埋めることにした
皇輝｢じゃあそろそろ帰るか！｣
空が太陽のオレンジ色に染ってる
曇りの日の夕暮れはなぜこんなに鮮やかなんだろうな
地平線に太陽が近づていく
青木｢だね｣
ヴァサ｢じゃ、また来るわ！｣
お墓に挨拶をし、丘を下る
皆と会えて良かったです、と
先生に心の中で言った
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いろは(プロフ) - ふうかさん» すみません、今気づきました…！コメントありがとうございます。嬉しいです！！ (2021年11月7日 0時) (
レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです！続きが気になります！更新待ってます！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - _さん» 今確認したんですけど、多分できると思います…！良かったらもう一度試してみてください！ (2021年7月18日 12時) (レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
_(プロフ) - 名前変換？ができないです (2021年7月18日 12時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2021年7月8日 22時
