day 14 ページ15
名前side
深田｢わっ、やっべぇ…！｣
皇輝｢今日は一日中晴れ予想だったじゃん〜！｣
安嶋｢っとにかく急いで帰ろう！名前ちゃん、とりあえずこれ被っといて｣
名前｢うん…！ありがとう｣
安嶋くんのブレザーを貸してもらう
深田｢あ〜ずるいっす！俺も貸す！｣
皇輝｢いや、名前ちゃんが重たいでしょ笑｣
名前｢うん、深田くんのは大丈夫かな笑｣
深田｢おい！笑｣
冷たい雨が滝のように降ってくるし、
雷鳴も遠くで聞こえる…！
皇輝｢名前ちゃん、大丈夫？｣
名前｢うん、！｣
安嶋｢転ばないようにね…！｣
深田｢あぁ〜体軽くなってきた！｣
笑顔の深田くん
安嶋くんも皇輝くんもなんだか楽しそう
やっぱり晴れは彼らにとって天敵なんだろうな…
少し走って着いたお屋敷
玄関に走って入る
まだ誰も帰ってきてないみたいで薄暗い
名前｢私、タオルとってくる！｣
皇輝｢ごめん、お願い！｣
びしょびしょな3人の代わりに階段をかけ上る
安嶋くんのおかげでましだけど私もかなり濡れてるな…
冷えた体がぶるりと震えた
洗面所に向かおうとすると、ひとつの部屋のドアが開いているのが目に入る
ここって尚大の部屋だよね…？
閉め忘れたのかな？
何気なく部屋の中を覗くと
何かがベッドの脇で丸くなっているのが見えた
名前｢何！？｣
部屋のドアを開けると、
そこには尚大が苦しそうにうずくまっていた
名前｢尚大！どうしたの！？｣
駆け寄ると、荒い息が聞こえる
尚大｢っ、こっちに来るな…！｣
絞り出すような声
名前｢え、なんで…？｣
尚大｢お願いだから…！｣
そう言って痛そうに心臓を抑えた
名前｢もしかして血が足りないの…？｣
床には輸血用のパックが散乱している
これだけ飲んでも足りないなんて…
尚大｢お願い、もう我慢出来なく、なるから｣
尚大は苦しそうにうめき声を上げる
名前を傷つけたくない、と
その消え入るような声に覚悟を決める
名前｢尚大、飲んで｣
床に座り、ブレザーを脱いでシャツのボタンを開ける
ぽたりと髪の先から水滴が落ち、シャツに水玉を作っていく
私を見る尚大の顔色は死を予感させるほど真っ白
このままじゃ尚大が危ない
直感的にそう感じた
名前｢絶対傷つかないから｣
さらに首元を開ける
次の瞬間、目の前には尚大しか見えなくなった
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いろは(プロフ) - ふうかさん» すみません、今気づきました…！コメントありがとうございます。嬉しいです！！ (2021年11月7日 0時) (
レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです！続きが気になります！更新待ってます！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - _さん» 今確認したんですけど、多分できると思います…！良かったらもう一度試してみてください！ (2021年7月18日 12時) (レス) id: 1ea198771f (このIDを非表示/違反報告)
_(プロフ) - 名前変換？ができないです (2021年7月18日 12時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2021年7月8日 22時
