night 18 ページ19
名前side
何日か経ってやっと傷が良くなって、自分で体を動かせるようになった!
今日は雨だから、皆買い物に行ったり用事を済ませたりしてる
晴れの日はびっちり閉まっているカーテンも全部開いていて、しとしと降る雨の線がよく見える
ちなみに学校は、私が静養している間に夏休みに入ったみたい
今、お屋敷には私と黒ちゃんと平塚くんしか居ない
名前「ひまだな〜」
窓辺で葉に落ちて弾む水の雫を見ながらふと呟いた
平塚「確かに〜」
平塚くんがいつものようにほわほわ言った
雑誌を見ていた黒ちゃんがばっと顔を上げる
黒田「じゃあ、今からこの家、案内しよっか!?」
平塚「それいいね!!」
平塚くんもものすごい勢いで賛成する
名前「え、いいの…?」
部外者の私があちこち見回っていいのかな?
黒田「ぜ〜んぜん!むしろいつか案内しようと思ってたし!」
ならいっか!
平塚「でも、体は大丈夫?」
名前「はい!この通り元気だから!」
ぶんぶんと腕を振り回す
平塚「おっけ〜笑じゃあ行こっか!」
黒田「しゅっぱ〜つ!」
黒ちゃんに手を繋がれ2階に上がる
この数日間でこれくらいの距離感なら照れなくなってしまった笑
平塚「ここは、書斎!いっぱい本があるでしょ?」
平塚くんの言葉に壁を見回すと本が壁一面に並んでいる
名前「すご〜い!」
こんなに沢山の本、初めて見た!
黒田「でも、ここに入るのは豊田くんか皇輝くんくらいかな笑」
何となく想像出来る気がする
平塚「名前ちゃんも好きに読みなよ!」
名前「え、いいの?やった!」
実は今まで本が読みたくてもあんまり外に出れなかったからもっと沢山読みたかったんだよね〜
2階の部屋は、各々の部屋以外全部案内してくれた
平塚「じゃあ、次は1階ね!その前にちょっとトイレいってきまーす」
と平塚くんがトイレに行った
するといきなり黒ちゃんに肩を抱き寄せられた
黒田「どぉ?」
黒ちゃんらしくない小さな声で聞かれる
名前「え?このお屋敷ってものすごい広いんだね!」
と言うと、なぜかはぁ〜とため息をつく黒ちゃん
なんで!?変なこと言った!?
黒田「俺にこうやって距離を詰められてどうって聞いてんの」
と言って壁に押しつけられた
これって壁ドンってやつじゃん……!
さっきとは違って急に胸がばくばくしてくる
黒ちゃんの目が熱を持ってる気がする
名前「どうって……」
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いろは(プロフ) - lokiorさん» コメントありがとうございます。実はちょっと怖めの話にする予定だったんですが、結局あまあまな話になっちゃいます笑楽しんでもらえるように頑張ります! (2021年1月29日 23時) (レス) id: 5f9058ebf5 (このIDを非表示/違反報告)
lokior - 初めまして!lokiorと申します!最初の頃は吸血鬼となると、少し怖めのお話なのかなと思っていたけど、全然怖くないし、むしろキュンキュンしちゃうようなお話で、大好きになりました!これからも頑張って下さい! (2021年1月29日 17時) (レス) id: fd6c8e4d01 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - あ じ ま の 隣 。さん» コメントありがとうございます。きゅんきゅんしてもらえてよかったです!笑これからも楽しんでもらえるように頑張ります! (2021年1月29日 16時) (レス) id: 5f9058ebf5 (このIDを非表示/違反報告)
あ じ ま の 隣 。(プロフ) - 初めまして!設定が好きだしあじくんにきゅんきゅんしすぎて死にました…笑 これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい! (2021年1月29日 7時) (レス) id: 9cbfbaddaa (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - なみさん» コメントありがとうございます…!なみさんに楽しんでいただけるように頑張ります! (2021年1月26日 20時) (レス) id: 5f9058ebf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いろは | 作成日時:2021年1月24日 23時