.full moon night.

night 17 ページ18

湧side


いつものように俺が音頭をとって



皆で朝ごはんを食べ始める



今日のご飯係の豊田くんが名前に作ったミルクがゆを



ふぅーふぅーしている名前、めちゃくちゃ可愛い…


不安そうに見つめる豊田くん笑



名前｢ん…！美味しい！｣


そう言って名前が笑うと


豊田｢え！？ほんと？無理してない？｣


豊田くんが更に不安そうに聞いた


名前｢このおかゆ、豊田くんが作ってくれたの？｣


豊田｢そう、だよ｣


名前｢めっちゃ美味しい！牛乳の甘みがほどよくていくらでも食べられそう！｣


豊田｢うお〜良かった〜｣


豊田くんがやっと安心したように胸をなでおろした


深田｢豊田くん！良かったっすね！｣



湧｢な！美味いだろ！｣


俺が胸を張って言うと、


檜｢いや、お前作ってねぇから笑｣


と檜山がマジレスしてくる笑


皇輝くんがあじが作ったオムレツを飲み込みながら、名前に尋ねる



皇輝｢そういえば名前ちゃん、よく眠れた？｣



名前｢うん！拓実くんが添い寝してくれたおかげ！｣


良かった〜眠れて……は！？！？！？


皆もめちゃびっくりしてる


黒田｢ぶっっ！！｣


黒ちゃんなんか水噴き出したし



名前はみんなの様子を不思議そうに見ている




安嶋｢えっと…つまり、拓実、横で寝てたってこと？｣



名前｢うん…でも朝起きたら横にいなかったよ！｣



なら良くはないけど！


ヴァサ｢拓実やるね！｣


拓実｢まあ、安眠大事だよね｣


当の拓実はいつもの仏フェイスを崩さず平然としている


颯太｢え！？拓実ずるい！！！｣


平塚｢俺だって添い寝したいよ〜｣


黒田｢くそ〜！！！｣


みんな騒ぎ出す


さすがに異変を感じ取ったのか名前が


名前｢え！吸血鬼の方ってみんなこの距離感じゃないの!?｣



確かに颯太は最初からべったりだったしな〜


檜山｢違うわ！｣


檜山のツッコミが鋭く入る


青木｢うわ〜拓実も危険人物だわ｣


皇輝くんなんて頭を抱えている



名前｢いや、全然！危険なことされてないから！｣



勘違いをした名前が否定する



あれ、名前って意外と鈍感？笑


織山｢そうだよ、逆にいいことじゃん｣


拓実｢そうそう｣


しれってしてるこいつ…！


湧｢じゃあ、今日は俺が名前を寝かしつけてあげよう｣


と先手を打つと


黒田｢いや、俺！！｣


また皆ぎゃーぎゃー騒ぎ出す


皇輝｢もう、お前ら黙れー！！笑｣


いつにもましてうるさい朝ごはんだ笑

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