おめでとう、大好きだった人。【stxxx】【桃】【紫】【青】

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Aside



さとみを置いて帰るのは心が痛むけど...。



先輩にお願いしちゃったし...。



ていうかそもそもさとみが異性と帰るのって葵先輩に迷惑だよね。



じゃあ丁度いいのか...。



『先輩、』



な「ん？」



『ありがとうございます』



な「いいえー♪」



...その後沈黙が続いた。



ななもり先輩はなにか悩んでいるのか下を向いているし...。



どうしたんだろ。



「どうしたんですか？」そう言おうとした時、ななもり先輩から話しかけてきた。



好都合っちゃ好都合だけども。



な「辛い？」



ななもり先輩は優しくて、悲しいような。そんな表情で聞いてきた。



『へ...？』



な「さとみくん。葵ちゃんに取られたって言ったらなんか違うと思うけど...。」



『まぁ、そうですね。辛いって言っちゃえば辛いと思います...。ほんと、こんなんで悩んでる私ってバカみたい。』



私は笑った。精一杯の笑顔で。



案の定、上手く笑えてなかったみたいで。



より一層ななもり先輩が悲しそうな、そして苦しいような顔になった。



『本当にありがとうございます。こんな私に付き合ってくれて。』



もう、好きがなにか分からなくなった。


｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:｡.｡.｡:+* ﾟ ゜ﾟ *+:

感動を書きたかった。

書けなかった。

ぴえん。

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