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ファルコンJr.side
そして、夕ご飯の時間。
隣に置かれた空席に、わくわくと胸が高鳴る。
ファルコン「…俺。
コマンダーは、いい奴だと思うよ。」
敵対心むき出しの数名に向かって、呟く。
みんなが、仲良くなれたらいいなって思いを込めて。
＿カチャリ。ドアが開く音。
ファルコン「コマンダー！」
コマンダー「…。」
やってきたコマンダーは無言でキッチンへ向かうと、カチャカチャと音を鳴らしている。
しばらくして、左手にコーヒーを持ち戻ってきた。
コーヒー淹れるだけなのに、やけに時間がかかったような…？
っていうか、コマンダーって左利きだっけ？
…まぁ、いいか。
ファルコン「ここ、座れよ！」
コマンダー「…。」
隣の席を指すと、大人しくそこに腰かけたコマンダー。
そして、シーンと静まり返る食卓。
ファルコン「いやなんでだよ！？
楽しく食べようぜ？」
…と、わざと明るく話すも。
年長組を始めとして、重苦しい雰囲気が変わることはなく…
ファルコン「だーっ！！
コマンダー、これうまいから食え！
ソニックハンターお手製のハンバーグ！」
とりあえず皿に俺のハンバーグを乗っけてみる…けど。
コマンダー「…いらない。」
グッと突き返される。
ソニック「…！
なんだよ、俺の作ったメシが食えないって言うのかよ？」
ファルコン「わー、もう！
すぐ突っかからない！ソニックハンター！！」
今にも飛びかかりそうなソニックハンターを必死に止めていると、コマンダーが静かに口を開いた。
コマンダー「…逆に、聞きたいんだが。
お前らは、なぜ他人の作ったものを気安く口にできるんだ？」
ファルコン「…え？」
コマンダー「毒が入っている可能性とか、考えないのか？」
SHINOBI「毒…！？
そんなこと、考えたことないよ。」
ソニック「おい。
俺がメシに毒入れてるっていいてェのか…？」
コマンダー「いや。
毎日お前のメシを食べてる全員がピンピンしてんだから、それはないだろうな。」
スコープ「何が言いたい？
俺たちの危機管理が甘いとでもいうのか？」
コマンダー「そうではない。
単純な疑問だ。
それ以上でもそれ以下でもない。」
淡々と話すと、グッとコーヒーを飲み干す。
コマンダー「…育った環境が違いすぎるんだ、俺とお前らでは。」
そう呟くなり、部屋を出て行ってしまった。
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霙（みぞれ）(プロフ) - くーるさん» もちろんです！！ (2020年2月8日 21時) (
レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
くーる(プロフ) - 霙（みぞれ）さん» またまたコメントありがとうございます！いやぁ…嬉しいです…！！何よりの褒め言葉です！これからも頑張りますのでよろしくお願いします♪ (2020年2月8日 20時) (レス) id: fe9129c81d (このIDを非表示/違反報告)
くーる(プロフ) - ココナッツさん» すいません返信遅くなりました…！いえいえ、全然！ただただ私の書きたいように書いてるだけなので…笑 でもそれがココナッツさんに刺さったのであれば光栄です♪ 今日で移行となりますが、移行後もよろしくお願いします！！ (2020年2月8日 20時) (レス) id: fe9129c81d (このIDを非表示/違反報告)
霙（みぞれ）(プロフ) - くぅ…！本当に大好きですもう！！続きが出れば出るほど、次が気になって気になって…(笑) (2020年2月3日 21時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ - 読めば読むほど、天才だなぁって思います!!世界観といい、ストーリーの流れといい、すべてが天才的です!ホントに毎日楽しみにしています!!言葉じゃ足りないくらいこの作品が大好きです!毎日楽しみにしています!更新頑張ってください!! (2020年2月2日 22時) (レス) id: fd7392ad08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くーる
| 作成日時：2020年1月12日 13時
