episode88 ページ44
涼介side
…なんか、騒がしいな。
そう感じた瞬間、ふっと意識が現実へと戻った。
涼「…んっ…。」
ゆっくりとまぶたを開ける。
白い天井が、見えた。
ここは…病院?
大「あーーーっ!!」
高「だから、うるさいって!」
知「黙れって言ってるでしょ!!
このあんぽんたん!←」
大「いや、あんぽんたんって何だよ!
…じゃなくて、山田!起きてる!!」
全「え!?」
みんなの視線が一斉に俺に集まる。
なんか恥ずかしいな…
てか、そりよりも。
涼「あのさ、大ちゃん…」
大「ん?どした?
どっか痛いか?」
涼「…うっせぇ。笑」
大「Σ(゚д゚lll)」
宏「大ちゃん、どんまい!笑」
慧「そんな落ち込むなよ。
明日があるさ。←」
光「なんだよそれ。笑」
いのちゃんのテキトー発言にひかがつっこみ、みんなが笑う。
『あぁ…いつものみんなだ。』
ふと、そう思う。
懐かしくて、落ち着く…そんな暖かい感じ。
そんな事を思ってると、トコトコと俺に近づいてくる圭人。
圭「山ちゃん、具合はどう?」
涼「ん…もう元気だよ。」
裕「もー…そんなわけないでしょ?
右腕は複雑骨折で、左腕も骨折。
全身打撲に、左足にはヒビ。
それから…」
涼「わかったわかった!
わかったからもうやめてくれ。苦笑」
改めて言われると、こんなにケガしてたのかと恐ろしくなる。
よく生きてるなーなんて思ってみたり。
裕「こんなにいっぱいケガしてんだから、しばらくは絶対安静だからね?
俺見張ってるからね?」
涼「……おう。」
裕翔の勢いに押され、頷くしかない俺。
大「んま、とりあえず無事でよかった!
山田、お疲れ様!
そしてよく頑張ったな!!」
全「お疲れ様!」
涼「…いや、みんなのおかげだよ。
ありがとう。
ほんとに、ありがとう…」
みんなの笑顔を見ていたら、俺も自然と笑顔がこぼれた。
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くーる(プロフ) - りんさん» お返事遅くなりましたm(._.)m 何回も読んでくださったんですね!ありがとうございます(^^) なかなか不良系の話は少ないですけど、同志に出会えて光栄です☆ (2018年4月10日 20時) (レス) id: 6d68981b41 (このIDを非表示/違反報告)
くーる(プロフ) - あこさん» お返事遅くなりましたm(._.)m楽しんでもらえたようで嬉しいです!…っと、お気づきになりましたか?笑 探偵学園Qのあのシーンめっちゃ好きなんですよ…ずーっとクールだった流くんのあのさわやかな笑顔…いいですよね!笑 (2018年4月10日 20時) (レス) id: 6d68981b41 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - この作品めっちゃ好きです。何回読んでも面白いです! (2018年2月14日 22時) (レス) id: df7b157299 (このIDを非表示/違反報告)
あこ - この作品、私の大好きな感じだったので超最高でした!!あと、最後のシーンって探偵学園Qに出てくる天草流のベッドの上のシーンに似ていませんか!? (2018年1月16日 19時) (レス) id: 886c07b65c (このIDを非表示/違反報告)
くーる(プロフ) - みおさん» ありがとうございます!そんなに褒めて頂けると嬉しいです♪ 個人的にもこのお話は結構気に入ってるので、余裕があれば続編を書いてみたいのですが…あいにく今は、現在書いてる小説と新作の構想で手一杯でして…すいません(>_<)もう少し余裕ができたら考えてみます! (2016年8月8日 16時) (レス) id: 8c67a8e15d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くーる | 作成日時:2014年12月2日 22時